【株式市場からのプレゼント】 今年のクリスマスラリーはドル箱です!

株式情報 投資戦略 日本株 2023.12.08

遠藤 悠市 遠藤 悠市

皆さんは、年末の株式相場には「クリスマスラリー」、「サンタクロースラリー」と呼ばれるアノマリーがあるのをご存知でしたか?

 

これは、米国でクリスマスから年末の5営業日にかけて株価が上昇しやすい現象の事を指すんですが・・・

 

ちなみにこれを、日経平均株価に当てはめた場合、実際の成績はどうなると思いますか?

 

答えは、日経平均の算出が始まった1949年から計算してみると、

 

クリスマスイブの12月24日から、大納会の30日までの日付別の上昇確率は、12月30日をのぞいて、なんと!すべて勝率が50%を上回る結果となっているんです。

 

つまり、「クリスマスラリー」、「サンタクロースラリー」は日本株市場においても、

都市伝説ではなく、実際に起きている現象だということが、これで立証されましたね。

 

そして今年も「クリスマスラリー」、「サンタクロースラリー」が起きる可能性が、

非常に高いと予想しています。

 

今年の株式市場はすでに、米国企業の好調な第3四半期決算と、低下傾向にある米国インフレ率が投資家心理を好転させつつあり、クリスマスラリーの前兆がひと足早く始まっているといっても過言ではないんです。

 

また、日本国内においても、11月の各企業の良好な決算発表を好感して、個別銘柄にガンガン資金が流入しています。

 

ちなみに、私自身もアナリストとして様々な銘柄の決算状況をチェックしながら、日々有望銘柄の発掘に取り組んでおり、実は年末に向けてクリスマスラリーに乗って来そうな銘柄も

すでにいくつか見つけています!

 

今回は、私から視聴者様に向けての少し早めのクリスマスプレゼントとして、

私が見つけてしまった、クリスマスラリーに乗って来るであろう有望銘柄を3つご紹介しちゃいます!

 

※なお、今回ご紹介する銘柄は取引を推奨するものではありません。

 

・銘柄紹介

 

まず1つ目の銘柄は【4235】ウルトラファブリックス・ホールディングスです。

 

 

同社は合皮の製造・販売を行っており、自動車・航空機・家具・衣料向けを主軸に展開しています。

 

第3四半期決算において、四半期比で業績は回復傾向にあり、通期業績は期初会社計画に対して、利益は上振れて着地する見通しとなっています。

 

家具・その他向け売上は通常の季節性で年末にかけて弱含むも、自動車向け売上は四半期比で回復し、売上収益はほぼ計画通りでの着地が見込まれます。

 

注目するポイントは、第4四半期の為替レートが1ドル/145円で推移すれば、利益は上振れて着地する見通しとしている点です。

9月以降、為替レートは145円以上で推移しているため、上振れ着地の可能性が高いと考えられます。

 

また、自動車用は業界全体の生産回復期待があり、航空機需要は現状強力とのことから、株価の再評価が期待される銘柄です。

 

2つ目の銘柄は、6614】シキノハイテックです。

 

同社は自動車用半導体向け耐久テスト、ビューカメラなどを扱っており、半導体設計はアナログに強みを持っています。

 

直近決算の第2四半期まで半導体市場環境の影響を保守的に予想していたものの、大きな影響を受けなかったため予想を上回る進捗となっています。

 

下期に向けては半導体後工程商材、特にバーンインボードに一服感の到来が予想されています。

 

従来下期の売上ウェイトが高い傾向にありますが、今通期においては下期に市場環境の厳しい局面が予想され、下期に向けた市場環境を考慮し、業績⾒通しは据え置いています。

 

しかしながら、第2四半期時点で営業利益は前年同期比48%増の3億4800万円と好調で、

対通期進捗率は62%に達しており、半導体市況の状況によって、今後上方修正の可能性が考えられます。

 

半導体関連株の戻り足が強まっている中、同社株は出遅れ感があるため、物色の矛先が向いてくることも想定されます。

 

最後に3つ目の銘柄は【7047】ポートです。

 

 

同社は、採用活動、販促活動の成約支援を手掛けており、プロダクト開発によるユーザー集客から受注まで一気通貫で提供しています。

 

同社の事業特性上、下期偏重型となる中で、売上、特Dに税引前利益に支払利息、減価償却費を加えて算出される利益であるEBITDA(イービットディーエー)が非常に良好な進捗となっています。

 

四半期比で売上収益は過去最高となっており、第2四半期で好調だったエネルギー領域は、今期第2四半期から成約単価の上昇、第3四半期は更なる上昇が見込まれています。

 

会社側でも「下期全体の見通しを精査できた時点で業績予想の修正を検討する」としており、上方修正の期待が高い銘柄として注目しています。

 

今回は、直近の決算からヒントを得た厳選の3銘柄を、クリスマスプレゼントとしてご紹介させていただきました。

 

3銘柄とも今後の株価動向に期待が持てると見ていますので、皆さんもぜひチェックしてみてください。

 

株式情報 投資戦略 日本株 2023.12.08

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この記事を書いた人

遠藤 悠市

日本投資機構株式会社 アナリスト日本投資機構株式会社 アナリスト
大学時代に投資家である祖母の影響で日本株のトレーディングを始める。大学時代、アベノミクスの恩恵も受けて、株式投資を投資金30万円で始め4年間で990万円まで資金を増やすことに成功する。卒業後、証券会社、投資顧問会社を経て2019年2月より日本投資機構株式会社の分析者に就任。モメンタム分析を最も得意としており、IPO(新規上場株)やセクター分析にも長けたアナリスト

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