【現物投資を始めよう!】これからはアート投資がアツい!!その理由とは??

アート投資 現物投資 特集 2023.09.13

山崎 毅 山崎 毅

【インフレ時代の資産運用】これからはアート投資がアツい!!その理由とは??

 

実は今、日本を含めたアジア市場で、アート投資への注目が急速的に高まっているのをご存知でしょうか?

 

アート投資と言えば、日本ではバブル期に大儲けした日本企業が、モネやピカソやゴッホなどの絵画を高値で買い漁った結果、バブルが崩壊して大きく価値が値下がりしてしまい不良債権となってしまったと言ったような、どちらかと言えば負のイメージを持つ投資家の方も多いかと存じます。

 

しかし、2000年以降にバブルを経験した中国や、近年経済発展が著しい東南アジアや中東アジア諸国では、アートへの投資熱が年々盛り上がりを見せており、それに伴いアート作品の価格も概ね値上がりを続けているといったトレンド傾向が顕著に見られるのです。

 

 

例えば、オークションでダヴィンチの絵画が約500億円で落札されたり、ピカソの絵画が約250億円で落札されたり、日本の資産家が100億円以上で有名画家の作品を落札したり、鳥の絵が描かれたかわいい中国の小碗が約40億円で落札されたりと、世界中で信じられないような価格で芸術品の取引が行われているのです。

 

その中でも、通称「チキンカップ」と呼ばれる中国製の小碗は、もともと4億円程度で落札された品物が、中国の経済発展を経て約十年後に40億円で落札されたことで、当時大きく注目されました。

 

4億円が40億円ですので、まさにこのチキンカップは、投資家目線で見ればテンバガーの大成長株だったと言えます。

 

それ以外にも、国内アートフェアで展示販売をしていた日本のアーティストや作家の作品が、海外展開を行ったことで数倍から数十倍もの価格で取引されるようになるなど、アート作品を「投資」として注目する動きが、日本でも盛り上がってきています。

 

そしてその原因ですが、アート投資への注目の高まりのその背景には、皆様も日々の生活で十分実感されているだろう「物価上昇=インフレ」が大きく影響しているのです。

 

端的にご説明しますと、物の価格や価値が上昇していくインフレ社会では、お金の価値が相対的に減っていってしまいます。そのため、それを食い止めるために、人々は資産を現金ではなく、金や貴金属や不動産、そしてアート作品や芸術品などの現物資産で保有するようになります。そしてその傾向は、特に現金で資産のほとんどを保有している日本人ほど大きくなるでしょう。

 

つまり、これからますますインフレ化が進んでいくであろう日本社会では、ますますアート投資などの現物資産への投資が活発になると考えれられるのです。

世界の富裕層はアート投資を当たり前に行っている?

英国のレポートでは、保有資産3千万ドル(約40億円)以上の超富裕層は、「資産の5%程度をコレクション(アート資産)に振り分けている」と発表しています。

 

(参考資料:野村資本市場研究所レポート)

 

この割合は、安全資産と言われる金や貴金属などの資産への割合よりも多くなっています。

 

日本では、現物投資と言えば「金(ゴールド)」というイメージが大勢を占めていますが、この常識がインフレが当たり前の世界では通用しないのです。

 

実際に巨額の資産を保有している世界の富裕層は、むしろゴールドよりもコレクションや蒐集品で資産を運用しているのです。

 

この現物投資のトレンドから乗り遅れてしまうと、インフレの波が日本経済を襲った時に、日本人の多くは、現金の価値が大きく目減りしてしまったと同時に、自分の資産もほとんどなくなってしまったという悲劇に見舞われかねません。

 

そのため、投資家として、そしてインフレ社会を生き抜く自立した日本人として、ぜひアート投資の可能性と将来性について、興味を持っていただければ幸いです。

世界のアート市場の市場規模は?一方、日本市場は?

世界のアート市場(約641億ドル/2019年)の市場シェアに目を向けると、実はアメリカ・中国・イギリスの三か国で約80%を占めているんです。

 

 

一方、日本のアート市場は、世界的に見れば非常に小さいのが現状です。

 

 

この原因を、レポートでは、日本の芸術教育の不備やアートフェア等の市場アクセス不足などと分析していますが、それに加えて、やはりこれまで日本経済がデフレ社会であったため、現物資産や実物資産への投資が積極的に行われてこなかった(現金で保有していても安全だった)現状があるように感じています。

 

しかし、大事なことなので重ねて申し上げますが、物価が上昇していくインフレ社会では、現金を持っていてもどんどん目減りしていってしまうため、今こそ実物資産への投資を検討すべき状況なのです。

 

とはいえ、どうやって「日本でアート投資」をすればいいのかなんて、分からないですよね?

 

実際にアート作品を買おうと思っても、【どこで・どうやって・誰から・どんな作品を・いくらで購入すればいいのか?】が、さっぱり分からないのが現実かと思います。

 

そうなんです!

 

日本では、実物投資としてのアート市場が確立されていないどころか、きちんとした芸術文化教育を為してこなかったために、アート投資のスタートを切るための知識や常識すら確率されていないというのが真実なのです。

 

一方で、アート投資のコツを熟知している日本人ベテランコレクターやプロのギャラリストの中には、アート投資や芸術作品の流通を通じて、大きな利益や資産を築いている成功者が多くいるのも現実です。

 

だからこそ、Invest Leadersをご愛読頂いている皆さまには、アート投資の魅力とその本質を他の投資家よりも一歩先に覚えて頂き、その可能性やチャンスにより多く触れていただきたいと感じています。

 

そこで今後、私がこのInvest Leadersを通じて、世界の富裕層や成功者達が、実物資産投資として有望視している「アート投資」の現状や将来性について、コレクター・投資家の目線でご紹介して参りたいと考えています。

 

次回は、「アート投資のメリット・デメリット」をテーマにお話ししていきます。

 

尚、2023年9月19日迄の先着順にはなりますが、新設されたInvest Leadersの公式LINEにご登録いただいた方に、私から素敵なプレゼントをご用意しています。

 

「アート投資」や「現物投資」にご興味がある方は以下より、Invest Leadersの公式LINEにご登録ください。

 

アート投資 現物投資 特集 2023.09.13

山崎 毅 山崎 毅

山崎 毅

この記事を書いた人

山崎 毅

日本投資機構株式会社 投資戦略部 部長
日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA®)
日本投資機構株式会社 投資戦略部 部長
テクニカルアナリスト(CMTA®)

大学卒業後さわかみ投信株式会社に入社し、顧客管理・企業調査・アナリストなど幅広い日本株の資産運用業務に従事。独立後、FXトレードの利益で世界一周旅行を達成した「バックパッカートレーダーズ」を企画し、自らトレーダーとして世界を回った。帰国後は、海外証券会社やヘッジファンドへのコンサルティング業務を行いつつ、2013年に国内の投資助言・代理業に参入。書籍出版(世界一わかりやすいFXの教科書等)、セミナー登壇、メディア出演等、実績多数。また個人投資事業として、古陶磁鑑定美術館を2023年度にM&Aし、二代目館長に就任。古美術品への現物投資と日本文化の継承を目的に美術館経営に参入。それ以外にも果樹農家として農業事業に参入するなど、幅広い分野で活躍中。

山崎アナリストの投資助言を受けたい方は≪こちらをクリック≫

アクセスランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間