【現物投資を始めよう!】アート投資 おすすめの作品はどこで買えばいいの?

アート投資 現物投資 特集 2023.09.20

山崎 毅 山崎 毅

アート投資を始めよう!

これまでの記事で、「アート投資」の可能性やチャンスについてご紹介してきましたが、いよいよ今回からは、「実際に美術品に投資する」ことをテーマにお話ししていきたいと思います。

 

ただ、実際にアート投資を始めよう!と、思っても、大きな問題に直面しますよね。

 

それは「どこで何を買えばいいのか?」という事だと思います。

 

ちなみにアート投資をする中で、これは最も重要なポイントになります。

 

なぜなら、株式投資の銘柄選び同様、アート投資でも「誰のどんな作品」を買うかによって、価値や価格推移が大きく変わってしまうからです。

 

人気作家や一流のアーティストの作品を買えていれば問題はありませんが、購入時よりも売却価格が下がってしまう作品や、ブームが過ぎてしまい全く売り物にならなくなってしまう作品も中には存在するんです。

 

あまり知識がない中でアート作品を購入して、後から後悔してしまうような事もザラにある世界なんです。

 

ですので、きちんと基礎的な知識を学んで、正しいルートでアート投資を始める必要があるんです。

 

そこは、これから私がしっかりナビゲートしていきたいと考えています。

アート投資の第一歩!作品を購入する場所

では、実際にアート作品を購入しようとした場合、「どこで、誰から、どんな作品」を購入すれば良いのか?

 

具体的に解説していきますね。

 

まずは、以下の日本のアート市場の流通サイクルイメージから答えを探っていきます。

 

 

この図を見れば、アート市場は、アーティストから作品を直接購入する①プライマリーマーケットと、一度市場に出た作品が転売される②セカンダリーマーケットに大別されることが分かります。

 

アート作品を購入するには、それらの市場のどちらかにアクセスする必要があるのですが、そこで作品を購入者(投資家)に引き渡す役割をしているのが、「ギャラリー」と「オークションハウス」です。

 

「ギャラリー」は、アーティストの芸術作品を展示・販売する仕事をしています。なので、アート作品を購入したい場合は、それらを取り扱っているギャラリーの店舗やイベント会場に足を運べば品物を手に入れられます。

 

なので、アート作品を購入したい場合は、それらを取り扱っているギャラリーの店舗やイベント会場に足を運べば品物を手に入れられます。

 

ただし、ギャラリーによって取り扱う作家やジャンルは全く異なりますので、どのギャラリーで?どの作品を買えばいいのか?は、自分で選ばなければなりません。

 

一方「オークションハウス」は、売り手と買い手の双方から手数料を取って、アート作品のオークションを取り扱う会社です。

世界的なオークションハウスでは、サザビーズやクリスティーズが有名です。

 

アート作品は、ギャラリーを通さずに直接オークションハウスが運営する美術品オークションに出品できるので、そこに出品された作品に最も高く入札することで、作品を手に入れられるのです。

 

これらのどちらで買うにしても、メリット・デメリットがありますが、投資家としてアート作品を購入する場合は、どこから買うのがお得なのでしょうか?

アート市場や作品の価値に影響を与えるプレイヤーは誰か?

その答えは、下の図を参考にすることで、おぼろげながら窺い知ることができます。

 

 

この図は、アート市場や作品の価値に影響を与える要因(プレイヤー)を表したものです。

 

これを見れば、アート市場の価値や価格トレンドに影響を与えているのが、「アーティスト」「キュレーター」「ギャラリスト」のビッグプレイヤーであることが分かります。

 

ということは、それらの主要プレイヤーの動向さえ押さえられれば、アート市場のこれからの動向や、今後人気が高まりそうなアーティストの作品などが先取りで分かってしまうことになるのです。

 

つまり、投資家として押さえておくべきポイントこそ、「主要プレイヤーの動向」と言えるでしょう。

ぶっちゃけどんな作品を買えばいいのか?ビッグプレイヤーに直接聞いてみよう!

ということで、アート投資で成功するためには、マーケットに大きなインパクトを与えうるビッグプレイヤーの動向や考え方を理解することが重要です。

 

そして、そのビッグプレイヤーが一堂に集まるアートイベントこそ、「国際アート展示会」「アートフェア」「ミュージアム」などの展示会イベントなんです。

 

つまり、アートフェアを開催している主催者や、それらに参加しているギャラリスト達こそ、「どんな作品を購入すれば良いのか?」の答えを知っているのです。

 

それならば、実際に今日本で最も熱いアートフェアを開催しているイベント主催者に直接聞いてしまえばいいと思いませんか?

 

そして、他の投資家やコレクターに先じて、将来性が期待できるアーティストの作品を手に入れてしまえば、有望なアート投資ができると思いませんか?

 

ということで、次回は日本最大級のアジアをテーマにしたアートフェアを開催しており、2023年9月22日~24日までマリンメッセ福岡で「ART FAIR ASIA FUKUOKA 2023」の主催している会社の理事長さんに直撃取材をして、実際にアート投資の可能性や将来性についての本音を伺ってきます。

 

 

さらに!「ART FAIR ASI FUKUOKA 2023」にも潜入取材をしますので、楽しみにしていてくださいね。

アート投資 現物投資 特集 2023.09.20

山崎 毅 山崎 毅

山崎 毅

この記事を書いた人

山崎 毅

日本投資機構株式会社 投資戦略部 部長
日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA®)
日本投資機構株式会社 投資戦略部 部長
テクニカルアナリスト(CMTA®)

大学卒業後さわかみ投信株式会社に入社し、顧客管理・企業調査・アナリストなど幅広い日本株の資産運用業務に従事。独立後、FXトレードの利益で世界一周旅行を達成した「バックパッカートレーダーズ」を企画し、自らトレーダーとして世界を回った。帰国後は、海外証券会社やヘッジファンドへのコンサルティング業務を行いつつ、2013年に国内の投資助言・代理業に参入。書籍出版(世界一わかりやすいFXの教科書等)、セミナー登壇、メディア出演等、実績多数。また個人投資事業として、古陶磁鑑定美術館を2023年度にM&Aし、二代目館長に就任。古美術品への現物投資と日本文化の継承を目的に美術館経営に参入。それ以外にも果樹農家として農業事業に参入するなど、幅広い分野で活躍中。

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