バルニバービ<3418>再度高値更新し高値圏を推移中…決算発表で株価どうなる?

株式情報 投資戦略 相場展望 日本株 2023.06.15

高橋 佑輔 高橋 佑輔

6/13に第3四半期決算発表を迎えたバルニバービ<3418>。しばらくの間横這いに推移していましたが、4月から徐々に上昇を開始し、今月に入り続けて年初来高値を更新しました。

 

1回目の更新直後は利益確定売りに押され、陰線をつけて下げましたがすぐに下げ止まり、そこから再び年初来高値を更新し、引き続き高値圏を推移しています。

 

そのような中、 決算発表を迎えた同社ですが、ここからどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

バルニバービ<3418>の第3四半期決算前後の株価動向は?

同社の株価は、決算を挟んだ1ヶ月間(6月上旬~6月下旬)で、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

 

バルニバービ<3418>の第3四半期決算前後の株価動向:シナジスタ
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

 

年数が少ないので、あくまでも参考値ではありますが、2016年から2022年の株価の推移を見ると、上昇傾向が4回、下落傾向3回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向と下落傾向は、ほぼ均衡と読み取れるでしょう。

 

変動幅を見ると、10%以上の変動は上下合わせて3回あります。中には40%以上の上昇が見られます。対して、5%以内の変動は、上下合わせて2回見られます。

 

これらを考慮すると同社の株価は、この時期に全体として、まだ株価が安定していないこともあり、傾向らしい傾向なく動く可能性が高いでしょう。

 

まさに、そのときになってみないと分からないという、とても難しい値動きをするので、安易に売買すると思わぬ損失を受けることもあるかもしれません。

 

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

バルニバービ<3418>の目標株価は?

 

こちらも年数が少ないので、あくまでも参考値ではありますが、データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

 

【目標株価】
上値目安:1,649円
下値目安:1,292円

※6/2終値1,406円を基準に計算

 

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約17.3%、下落幅は約8.0%と考えられます。よって、上値は「1,649円」、下値は「1,292円」が目標株価と考えられるでしょう。

 

上値の目安に到達した場合は、直近につけた年初来高値を再度更新し、より加熱感が高まると考えられます。

 

先日の高値更新直後に、利益確定売りに押されたように、すぐに調整局面に入ることが考えられます。しかしながら、引き続き高値圏を推移することにはなるでしょう。

 

反対に、下値の目安に到達した場合は、25日移動平均線を一気に下抜けし、およそ1ヵ月前の上昇途中の水準に戻ります。

 

75日移動平均線を下抜けはしませんが、このような動きが見られた場合は、これまでの上昇トレンドが一転し、展開が変わることを想定しながら見ていくのが良いでしょう。

 

このように同社は、これまで順調に株価を伸ばしてきていますが、まだ上場間もないこともあり、株価が安定していない特性があります。

 

これが良い方に作用すると、更に高値更新を期待できますが、悪い方に作用すると、一気に展開が変わることが予測されます。

 

こういった銘柄は、思った方向と反対方向に動きやすいので、周囲の雰囲気に惑わされることなく、慎重に売買のタイミングを見極めるのが良いでしょう。

 

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2023/6/13時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

株式情報 投資戦略 相場展望 日本株 2023.06.15

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高橋 佑輔

この記事を書いた人

高橋 佑輔

トレード歴12年以上の現役トレーダー。トレーダーとして2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。単年で負ける年もあったものの12年間以上、安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。

 

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