株で勝ってる人と負けてしまう人の差って何?実際の取引結果を公開してプロが解説!
株式情報 投資戦略 2023.07.26
目次
株で勝てている人の投資行動とは?
「株式投資で大きな利益を獲得できる投資家は、どんな行動をしているのか?」
株で勝てていない人こそ、今年からは株で【勝っている人の行動】に注目していただきたい。
なぜなら、株式投資に限らず投資で大きな利益を上げるには、【勝ちやすい行動】とは何か?を理解した上で、正しい投資行動を取れるかどうかが最も重要になるからだ。
そして、その行動をできるようにするには、すでに勝てている人の行動を真似してしまうのが最も手っ取り早い。
例えば皆さんは、これまで株式投資で、以下のような経験をしたことがないだろうか?
『安い時に株を買えていたのに上がり切る前に少しの利益で売ってしまった…』
『株が上がる前に少しの下げで損切りしてしまい、上がった時には株を持っていなかった…』
『あの時買った株をずっと保有していれば〇倍にもなったのに…』
『暴落時に株を買うチャンスだと理解していたのに資金がなくて買えなかった…』
実は、このような体験をしたことがある方には、【株で負けやすいクセ】がついてしまっている可能性が高いのだ。
また、そのようなクセがある投資家は、これから先も同じ理由で勝てないままになってしまうことが多い。
だからこそ今回の記事で、その「悪い癖」を【勝ちやすい行動】に変えていただきたい。
【2023年前半】半年で資金を約2倍にした投資家の取引結果を公開
それでは早速、今年の上半期だけで取引資金を約2倍に増やすことに成功した投資家の取引結果を公開していこう!
ちなみに、この取引は我々の投資助言会社で実際にお客様に推奨を行い、そしてその情報を基にお客様が売買に取り組み、利益をお持ち帰りいただいたリアルな結果です。
取引開始日:2023/02/13
購入価格:2000円
売却価格:3900円(2023/06/16)
利益率:195%
直近価格:4375円(2023/07/11)
上昇率:218%
チャートで見ると、チャート内の黄色〇箇所で買い仕込み、青〇箇所で利確に成功。
ズバリ株価の底値で仕込み、高値で売却できていることが分かる。
このように、チャートで後から振り返ると簡単にできそうに思えてしまうが、実はこれを実現するのが想像以上に困難なのだ。
なぜならこの銘柄は、黄色の仕込んだ時期は、『特別損失の計上』と『業績の下方修正』というマイナスインパクトの材料を連発していた企業で、株価も足元で急落していたからである。
その下落ペースは凄まじく、短期間で株価は三割以上も下落してしまう程で、まさに暴落相場の様相を呈していた。とてもじゃないけどこんな状況で株を買うことは、常識的に考えれば有り得ないように思えてしまうだろう。
しかし、株式投資で大きく勝ち続けている投資家こそ、こういった場面でしっかりと安値で仕込むのだ。
もしあなたが今株で勝てていないのならば、株で勝てるようになるまでは、冒頭で紹介した【自分についている負けやすいクセ】がついている可能性が高いことを、必ず思い出していただきたい。
そのクセを、勝ちやすい行動に変えていくことが、株式投資で勝てる投資家になるための解決策になるからである。
なぜ多くの人が株式投資で勝てないのか?
ズバリその理由は、【株で勝ちやすいパターンを知らないから】である。
前項で挙げた事例でも言えるように、一般的な投資家は、相場が暴落している時や急落している時に株を積極的に買ったりせずに、一旦様子見をして、相場が落ち着いてから買い始める傾向が多いというデータがある。
しかしながら、まさにこの行動こそが【株で負けてしまいやすい行動】なのだ。
そのうえで、以下の図をご覧いただきたい。
この図を見ると一目瞭然だが、同じ銘柄を取引した場合、株価が上がっている時に買うよりも、株価が大きく下がった時に買う方が、相対的に見て遥かにリスクが小さく、かつ大きなリターンが狙えることがみて分かる。
『そんな都合がいいタイミングが株式投資にあるのか?』と、思う方も多いかもしれないが、私の経験則でもこの傾向は顕著であると実感があるし、結果的に大きな利益を獲得した取引は、株が大きく下落している状況の中で買い仕込むことが多かった記憶がある。
株式投資で負けている人は、まず何を修正すべきか?
株で負けている人は、銘柄選定の手法や買っている銘柄を疑う前に、まずは取引開始のタイミングを疑って欲しいというのが、今回の記事の結論である。
投資を始めてしまえば(ポジションを保有した後は)、プロだろうが素人だろうが、後はその価格変化を見つめることしかできないのが株式投資だ。
つまり、この勝負は取引前にすでに決着しているのだ。
だからこそ、株で勝つためには、取引する前の準備が何よりも重要になるし、そこを疎かにしてしまうと利益が遠のいてしまうのである。
これから新しい銘柄を買おうとしている時こそ、そのことを良く思い出してほしい。
それができれば、あなたの株式投資は、幸せな結果になることだろう。
株式情報 投資戦略 2023.07.26

この記事を書いた人
日本投資機構株式会社 投資戦略部 部長
日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA®)日本投資機構株式会社 投資戦略部 部長
テクニカルアナリスト(CMTA®)
大学卒業後さわかみ投信株式会社に入社し、顧客管理・企業調査・アナリストなど幅広い日本株の資産運用業務に従事。独立後、FXトレードの利益で世界一周旅行を達成した「バックパッカートレーダーズ」を企画し、自らトレーダーとして世界を回った。帰国後は、海外証券会社やヘッジファンドへのコンサルティング業務を行いつつ、2013年に国内の投資助言・代理業に参入。書籍出版(世界一わかりやすいFXの教科書等)、セミナー登壇、メディア出演等、実績多数。また個人投資事業として、古陶磁鑑定美術館を2023年度にM&Aし、二代目館長に就任。古美術品への現物投資と日本文化の継承を目的に美術館経営に参入。それ以外にも果樹農家として農業事業に参入するなど、幅広い分野で活躍中。
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