夏枯れ相場到来!?【7月相場には天井形成の予感が漂う】

投資戦略 マーケットニュース 国内情勢 2023.07.18

江口 裕臣 江口 裕臣

こんにちは。テクニカルアナリストの江口裕臣です。

今回は、7~8月の日本株市場について解説したいと思います。

 

夏休みシーズンに警戒!夏枯れ相場とは?

 

夏休みシーズンに入ると、多くの大口投資家が休暇を取るため、通常よりも株価が停滞したり、大幅な利確調整が起こることが多いです。このような状況を「夏枯れ相場」と呼んでいます。

 

日本ではお盆、海外はサマーバケーションの期間になるので、市場の参加者が減少しやすく、ボラティリティが低下することで、値動きが鈍くなりやすい相場ということです。

 

夏枯れ相場が訪れる可能性が高まることを頭に入れておくことで、リスクに事前対処することが出来ますし、株式投資の成績にも大きく影響します。

 

リスクを見越して行動することで、一時的な下げ局面を避けながら、最小限のリスクで利益を出すチャンスが生まれるんです。

 

7月相場のカウンターパンチに注意を払おう

 

7月に入って、相場は大きな値動きが続いています。

 

制度信用の絶対期日である7月4日を起点に買い圧力がピークになる可能性があり、同時にETFの分配金捻出のための売りが増加。

 

これらの要素が直近の相場にも影響を及ぼしており、海外投資家も保守的な運用に切り替えやすい状況にあることやアメリカの利上げも最終局面に差し掛かっています。

 

これまでの日本株ブームの背景には、シリコンバレーバンクの経営破綻による金融不安がありましたが、アメリカの銀行株に資金が戻りつつあることから、資金シフトが進んでいると考えられます。また、日本の貿易統計や世界経済の悪化にも注意が必要です。

 

これらの要素を考慮すると、7月から8月にかけて一旦の調整局面が来る可能性があり、日経平均株価も30,000円前後まで下落する可能性があります。

 

 

乗り切り策は好配当&低PBR銘柄!

 

そのため、仮に万が一にも夏枯れ相場や調整・下落が起こったとしても、最小限の被害で済ませるための戦略を今の時点で考えておく必要がありますね。

 

そこで、私が注目しているのが、好配当かつ低PBR(株価純資産倍率)の銘柄です。

 

ただし、低PBR銘柄が単に割安であると誤認してしまうと痛い目に合う可能性もありますので、注意深く見極める必要があります。実際市場には、単に実力がないので低PBRになっている銘柄も存在しているため、PBR1倍割れの銘柄はしっかりと財務諸表を見極めることが重要になってきます。

 

以上が、7月相場の見通しと乗り切り策について簡単にまとめた内容です。

詳細な説明はYouTubeにも公開していますので、ご興味がある方はぜひ!そちらも観て頂ければ幸いです。

 

【夏枯れ相場到来⁉】この夏の投資戦略はこれ一択!

投資戦略 マーケットニュース 国内情勢 2023.07.18

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この記事を書いた人

江口 裕臣

日本投資機構株式会社 アナリスト
日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA®)
日本投資機構株式会社 アナリスト
テクニカルアナリスト(CMTA®)

著名な元機関投資家や経験豊富なアナリスト・ファンドマネージャーより培った知識と経験を基に、数多くの市場動向の予測や個別銘柄の動向をピンポイントで分析。銘柄の推奨実績において社内の月間最高勝率記録を持つテクニカルアナリスト。

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