【現物投資を始めよう!】アートフェアで実際にアート作品を購入してみた!

アート投資 現物投資 特集 2023.10.22

山崎 毅 山崎 毅

【超貴重】アートフェアアジア福岡でアート投資を始めよう!

 

これまでの記事では、アート投資の基礎知識やアートフェアアジア福岡の楽しみ方について紹介してきました。

 

特にアートフェアアジア福岡の主催者様から、直接インタビュー取材でアドバイスを頂けたのは、アートフェアを楽しむ上で大きなメリットになるでしょう。

 

会場の中では、一体どんなアート作品が展示されているのでしょうか?

 

今回は私、現物投資家の山崎が、アートフェアアジア福岡で実際にアート作品を購入した経緯を紹介していきますので、次回以降にご自身がアートフェアに参加することをイメージしながら、ご覧ください。

 

アートフェアの醍醐味はアーティストやギャラリーに直接会えること!

 

アートフェアアジア福岡が行われているマリンメッセ福岡の中に入ると、一面にギャラリーブースが広がっています。

 

入口の広間には、会場内の案内MAPが設置されていますので、それを観て巡る順路を決めていきましょう。

 

自分の興味のある作品やアーティストのブースから回っても良いですし、端っこから順路通りに全ての作品を観て回っても充実すると思います。

 

 

ただし、人気作家の作品や注目のギャラリーブースの作品は、オープン直後から先着順に売り切れていってしまうので、どうしても手に入れたいものがあれば、まず最初に訪れて商談に臨みます。

 

ちなみに、作品の横に赤色のシールが付いているものは、すでに売り切れてしまった作品です。残念ですが、今回はご縁が無かったと諦めましょう。

 

なお、実際に注目のアーティストやギャラリストに会って直接作品への思いや制作背景を聞けるのは、アートフェアならではの貴重な機会ですね。

アート作品は全て一点物。

 

今回は、どんな一期一会に出会えるでしょうか?

 

そんな出会いとご縁を楽しみながら実践できるのも、アート投資の醍醐味なのです。

 

投資と言えど、作品選びは第一印象が重要。損得勘定は結局邪魔ばかり

 

アートフェアの会場の中を歩いてみると、最初のうちは次から次へとインパクトの強い作品たちが目に入ってきてしまい、何を選べばいいのか分からなくなってしまいます。

 

そんな時こそ焦らずに、まずは会場全体をゆっくりと俯瞰的に眺めながら歩いてみましょう。

 

 

そして、第一印象で脳裏に残った作品やギャラリーを詳しく見ていくのです。

 

これは私の経験ですが、これまでに数百点以上の美術品を購入してきた中で失敗だったのは、往々にしてソロバン勘定が先に出てきた時だからです。

 

つまり「この値段で買えば儲かるだろう」という算段で買った作品こそ、後々になって後悔してしまうことが多いのです。

 

反対に、例え損をしたとしてもどうしても欲しいという直感で買った作品は、時間が経っても色あせることない美しさをキープし続けるものなのです。

 

なので、まずは自分の美的センスを信じて、心から惹かれたアート作品を購入してみましょう。

 

ここで重要なのが、実際にアート作品を「購入する」ということです。

 

見るだけなのと、実際に作品を手に入れて生活の中で共に過ごすのでは、天地の差が生まれるからです。

 

それだけアートに囲まれた暮らしは、投資の損得など忘れてしまう程、生活に彩りを添えてくれます。

実際にアート作品を買ってみた!プロ投資家の注目作品は!?

 

やはり私はアート投資家でもありますので、好きだけで作品を買っているだけでは失格でしょう。

 

文化的目線も資産価値も上げていく現物投資家として、みなさんの見本になっていきたいと考えています。

 

そこで、今回のアートフェアで、私が実際にどういう視点で作品を観て、選んで、購入したのか?作品別で解説をしていきたいと思います。

現物投資家山崎 毅の視点

①九州やアジアならではのギャラリストやアーティストの作品を買うべし!
②個性的な作品や個性派のアーティストの作品を買うべし!
③人気爆発寸前の中堅クラスのアーティストを見逃すな!

 

ズバリ、抑えるべきポイントはこの3つです。

 

アートフェアアジア福岡は、アジアをテーマにした唯一のアートフェアです。つまり、東南アジアや韓国などの海外のアーティストの作品に国内のアートフェアで触れられるのはココだけ。

 

そのため、かなり力のあるギャラリーやアーティストさんが力を入れて参入してくることが多いのです。

 

そんな状況だからこそアートフェアアジア福岡では、日本のアーティストの作品だけでなく、海外のアート作品にも注目すると良いのです。

 

 

次の選ぶべき条件は、アート作品である以上、やはり「個性的なインパクト」が大きい作品や「個性派作家」の作品でしょう。

 

時間の経過と共に市場性の価値が高まる印象があるのは、やはり「印象に残りやすい」作品であり、作家なのです。

 

例えば、同じような作品が多い作者の作品よりも、一点一点が個性的な作品を生み出す作者の作品の方が、希少性や貴重性が重視されて高価で取引される傾向が見られます。

 

アート作品の資産性を鑑みる上では、そのような点も頭の隅に置いておくと良いですね。

 

そして、最後は「人気爆発寸前」のアーティストを見過ごさないという点です。

 

そもそもアートフェアに出展するということは、ギャラリーにとってもアーティストにとっても安い投資ではありません。

 

今回のフェアでも、最低数百万円単位の出費で臨んでいることでしょう。

 

そんな中で限られたスペースで作品を展示して売り上げをあげなければなりませんので、連れて来るアーティストや持ってくる作品に、余裕や無駄など存在しないのです。

 

アーティスト側もギャラリー側も、120%勝負しにきています。

 

投資家としては、それを見逃す手はないのです。

 

その中でも、特にギラギラと上昇志向で輝いているダイアモンド原石を探してみましょう。

 

ということで、これらのポイントを押さえておけば、きっと将来的に大爆発する作品に出会えることでしょう。

 

なぜなら、これらの条件が整っている作品は、アート作品としてだけでなく、資産性(投資性)で見ても魅力的だと考えられるからです。

購入したアート作品を飾って人生を豊かにしよう!

最後は、今回実際に私が購入したアート作品と作家さんを紹介していきましょう!

 

●ギャラリー夢工房さんより アーティスト/ギャグ漫画家 石塚大介さんの作品タイトル「漫画家」

 

一点目は、ギャグ漫画家としてご活躍されている石塚大介さんの作品です。

 

投資と言えど、作品選びは第一印象が重要とお伝えしましたが、まさにブースに入った瞬間から目が惹かれました。

 

自分自身を投影させているという作品に込めた思い、熱意がヒシヒシと伝わり、今後のご活躍に期待しかありません!

 

●GALLERY SOAPさんより アーティスト/山室 淳平さんの作品タイトル「山水図」

 

二点目は、中国絵画の山水図を現代風のアート作品にアレンジした山室淳平さんの作品です。

 

九州の実力派ギャラリーがおすすめするアーティストの力作ということで、これからどんどん出世が期待できる作品です。

 

水墨画をアレンジした景色なので、年配者にも若者にも、そして海外のコレクターにも“刺さる”デザイン性に未来をかけました!

 

●Gallery Art Spaceさんより アーティスト/織田 正信さんの作品タイトル「自画像」

 

キャンバスにボールペンと段ボールを使って独特な絵を描いている織田正信さんの作品です。

 

作品をひと目見た瞬間に、そのインパクトに惹き付けられて、そのまま購入してしまいました。こんな印象の強い作品を作り出せるのは、世の中でもこの人だけだと強く感じました。

 

海外でも次々と個展が決まっている新進気鋭のアーティストということで、これから大きな成長が期待できる大注目作家でしょう!

 

ということで、素晴らしいアート作品に囲まれて過ごしたアートフェアアジア福岡は、最高の現物投資の現場でもありました。次回は、ぜひみなさんも会場に足を運んでアート作品に触れてみてください!

 

以下、関連動画になります。

 

 

アート投資 現物投資 特集 2023.10.22

山崎 毅 山崎 毅

山崎 毅

この記事を書いた人

山崎 毅

日本投資機構株式会社 投資戦略部 部長
日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA®)
日本投資機構株式会社 投資戦略部 部長
テクニカルアナリスト(CMTA®)

大学卒業後さわかみ投信株式会社に入社し、顧客管理・企業調査・アナリストなど幅広い日本株の資産運用業務に従事。独立後、FXトレードの利益で世界一周旅行を達成した「バックパッカートレーダーズ」を企画し、自らトレーダーとして世界を回った。帰国後は、海外証券会社やヘッジファンドへのコンサルティング業務を行いつつ、2013年に国内の投資助言・代理業に参入。書籍出版(世界一わかりやすいFXの教科書等)、セミナー登壇、メディア出演等、実績多数。また個人投資事業として、古陶磁鑑定美術館を2023年度にM&Aし、二代目館長に就任。古美術品への現物投資と日本文化の継承を目的に美術館経営に参入。それ以外にも果樹農家として農業事業に参入するなど、幅広い分野で活躍中。

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