【現物投資を始めよう!】アート投資は少額からでもできるの?《アートフェアアジア福岡の主催者に直撃インタビュー》
アート投資 現物投資 特集 2023.09.27
目次
アジアをテーマにした国内唯一のアートフェア≪ART FAIR ASIA FUKUOKA 2023≫とは?
前回の記事でお話ししていた通り、アートフェアアジア福岡2023の現場、マリンメッセ福岡に行ってきました!
アートフェアアジア福岡は、アジアをテーマにした国内唯一のアートフェアということで、まさにこの会場の中に、今最もホットな現代アートの作品が集結しているのです。
ここで前回の記事でも書きましたが、アート投資を始めるなら「どこで、誰から、どんな作品」を購入すれば良いのか?」ということが、とても重要だとお伝えしましたが・・・
その答えを解決する最短の方法こそが、「注目のアートフェアに足を運んで作品を購入すること」と言っても過言ではないんです。
しかしながら、この記事をお読み頂いている方の中には、もう一つ気になることが、あるんではないかと存じます。
それは、金額的なところではないでしょうか。
アート、しかも価値が上がるアートと聞いて、数百万、数千万、中には数億円という金額を思い浮かべられ、「私には縁がない..」と、そもそも諦めてしまっている方も、少くなからず多勢いらっしゃるんではないかと感じます。
たしかに!メディア等で注目されているような、数億円、数十億円といった金額で落札されるような作品も存在します。
しかし、その一方で、現代アートの世界では「これから数億円、数十億円という価値が付く可能性がある作品」も存在しているんです。
しかも、そんな可能性を秘めている作品が数十万円、中には数万円で市場に出ているんです。
そして、そんな可能性を秘めている作品達が、多くのギャラリーが集う今回のような大規模なアートフェアに集まって来るんです。
つまり、アート投資を始めるなら、まずは直接アートフェアに足を運んで、自分の目で作品を観て、その作品の作者アーティストや出展しているギャラリーのギャラリストにその作品への想いや説明を直接聞いて購入する方法が、もっとも理にかなった投資行動と言えるんです。
ただ、ここで忘れてはいけないのが、どんな作品やギャラリーが出展されているのか?ぐらいは、ネットやSNSで事前に下調べして、ある程度狙いを決めてアートフェアに行く必要があるということです。
なぜなら、何も下調べをしないでアートフェアに行ってしまうと、実際に会場に入ってみると分かるんですが、次から次へと目移りする作品群に圧倒されてしまい、思うように作品を絞り込むことができずに、結果的に行く前にイメージしていたような作品を予算内で購入することができなかったり、時には何も購入することができなかった、といった悲しい帰路につかざるを得ない状況になる可能性もあるからなんです。
そんな予習が少し不足していただけで、年に一度のチャンスを棒に振ってしまっては悔やんでも悔やみきれません…
そこで、今回は私自身も事前に『アートフェアアジア福岡2023」について、できる限り情報収集をしてから望みたいと思い、主催者に直接取材という形でお話をお聞きしてから、アートフェアの会場に足を運びました。
『アートフェアアジア福岡2023』の見所は?主催者に聞いてみた!
まず、「アートフェアアジア福岡」の主宰は、一般社団法人アートフェアアジア福岡という社団法人が行っておられます。一般社団法人アートフェアアジア福岡は、国内の著名なギャラリーでもある、みぞえ画廊の運営責任者である阿部和宣氏、Gallery MORYTAの森田俊一郎氏、株式会社TODOROKIの代表取締役である井上雅也氏が共同で理事を努められています。
すなわち、「アートフェアアジア福岡」とは、アート業界におけるビッグプレイヤーである、著名なギャラリストの方々が立ち上げたアートフェアなのです。
今回そんなアートフェア福岡の代表理事を務めてらっしゃる、みぞえ画廊の阿部和宣氏と、同じく理事で株式会社TODOROKIの井上雅也氏のお二人が特別に、ZOOMによるオンラインインタビューに応じて頂けました。
以下、直接アートフェアアジア福岡の主催者様から頂けた貴重なインタビュー動画になります。まずは動画を最後までご視聴ください。
『アートフェアアジア福岡』の5つの見所とポイントおさらい
①「5つのテーマ」でギャラリー(作品)を選べる
1つ目は「5つのテーマ」から好きなギャラリーや作品を見つけられる点です。
アートフェアアジア福岡の出展ブースは・・・
将来のアジアを背負っていくであろうアーティストや、アジアを代表するアーティストを紹介する「ASIAブース」
実力派のギャラリストが一押しのアーティストを紹介する「UNLIMITEDブース」
これからの日本のアートシーンを担うエマージングアーティストを紹介する「THE WALLブース」
ギャラリー以外の異業種とのコラボレーション作品を紹介する「COLLABORATIONブース」
世界的コレクターが九州をテーマに紹介する「CURATIONブース」に分かれています。
そのため、自分の興味のあるテーマやアート作品を選んでブースを回ることができるんです。
②アジア諸国のアーテイストやアート作品に出会える
2つ目は、日本だけでなくアジア各国のアート作品やアーティストに出会える点です。
フィリピン、ベトナムなど、普段日本では出会えないアート作品が出展しています。国内ではアートフェアアジア福岡が唯一の機会なので、海外で評価されているアート作品を観たい方は、この機会を逃す手はないんです。
③アートフェア東京と同レベルの作品が安価で買えるかも!
3つ目は、これも地方ならではのメリットです。主催者様曰く、都心ではすぐに売り切れてしまう作品が福岡では残っていることがあるとのことなんです。
なので、現物投資家の視点で鑑みてもアートフェアアジア福岡で作品と出会うことができれば、かなりお買い得と言えるのではないでしょうか!
④九州のアーティストや作品に出会える
4つ目の見所になりますが、九州ならではの作品やアーティストに出会える点です。これは福岡で開催されるからこその機会なんです。九州派と言われる流行や作風に触れられるのも、貴重と言えるでしょう。
⑤国内でも勢いのあるギャラリーの作品に出会える
最後の5つ目は、アジアに近い福岡だからこそのエネルギー、盛り上がりがあるのが、アートフェアアジア福岡の見所です。年々回を重ねるごとに、参加ブースが増えており、今年は過去最大の126ものギャラリーが参加しています。
ということで、主催者様から貴重なアドバイスを頂いたことで、私もしっかりと狙いを決めてアートフェアアジア福岡2023の会場に行くことができました。
今後、アート投資を始めたいと考えられている方は、ぜひ最初は少し下調べ予習をして、アートフェアに出掛けてみてください。
特に注目のアートフェアについては、開催日前から事前にHPが新設されており、しっかりと下調べや予習ができる環境になっていますので、HPを観ているだけでも、ある程度の投資戦略を立てることができます。
それでは次回は、アートフェアアジア福岡2023で、実際に私が購入したアート作品も含め、現場の様子をインベストリーダーズで公開します。
アート投資 現物投資 特集 2023.09.27
この記事を書いた人
日本投資機構株式会社 投資戦略部 部長
日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA®)日本投資機構株式会社 投資戦略部 部長
テクニカルアナリスト(CMTA®)
大学卒業後さわかみ投信株式会社に入社し、顧客管理・企業調査・アナリストなど幅広い日本株の資産運用業務に従事。独立後、FXトレードの利益で世界一周旅行を達成した「バックパッカートレーダーズ」を企画し、自らトレーダーとして世界を回った。帰国後は、海外証券会社やヘッジファンドへのコンサルティング業務を行いつつ、2013年に国内の投資助言・代理業に参入。書籍出版(世界一わかりやすいFXの教科書等)、セミナー登壇、メディア出演等、実績多数。また個人投資事業として、古陶磁鑑定美術館を2023年度にM&Aし、二代目館長に就任。古美術品への現物投資と日本文化の継承を目的に美術館経営に参入。それ以外にも果樹農家として農業事業に参入するなど、幅広い分野で活躍中。
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