学情<2301>直近も年初来高値更新し、再び高値を狙える位置を推移中…決算発表で株価どうなる?
株式情報 投資戦略 相場展望 日本株 2023.06.14
6/12に第2四半期決算発表を迎えた学情<2301>。昨年夏場から長期の上昇トレンドに入り、直近も年初来高値を更新しました。
200日移動平均線、75日移動平均線が右肩上がりに推移、その上を25日移動平均線がやや横ばいに推移し、ここから更に上昇も狙えるような位置にいます。
そのような中、 決算発表を迎えた同社ですが、ここからどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
目次
学情<2301>の第2四半期決算前後の株価動向は?
同社の株価は、決算を挟んだ1ヶ月間(6月上旬~6月下旬)で、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2003年から2022年の株価の推移を見ると、上昇傾向が12回、下落傾向7回、変わらずが1回見られます。この数字を見る限り、やや上昇傾向があると読み取れるでしょう。
変動幅を見ると、10%以上の変動は上下合わせて8回あります。その中には、30%、40%、50%を超える上昇も見られます。5%以内の変動は、変わらずと上下合わせて8回見られます。
なお、上昇時は大きな上昇が見られますが、下落時は最大でも10%程度にとどまっています。ここからも同社は上昇時と下落時は傾向が違うと考えられるでしょう。
これらを考慮すると同社の株価は、この時期に全体として、やや上昇傾向がありますが、変動幅は大きく変動する可能性もあれば、小さく変動する可能性もあります。
そういった意味では、方向感がつかみにくいときは小幅変動にとどまり、つかみやすいときは大きな変動になるとも考えて良いかもしれません。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
学情<2301>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:2,096円
下値目安:1,600円
※6/2終値1,699円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約23.3%、下落幅は約5.8%と考えられます。よって、上値は「2,096円」、下値は「1,600円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、直近につけた年初来高値を再度更新し、節目となる2,000円台に到達します。
そうなると、長期の上昇トレンドが継続し、再び年初来高値更新も視野に入ってくるでしょう。
ただし、この上昇が一過性の可能性もありますので、そのまま順調に上昇するかは、慎重に見ていく必要があるでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、75日移動平均線付近まで下落します。これまで順調に上昇してきただけに、ここで失速の懸念があるかもしれません。しかし、この75日移動平均線が抵抗線として機能し、再上昇することが予測されます。
これまでも75日移動平均線を抵抗線に上昇してきていますので、やや長期的な視野で見ると、ここまで下落したときは押し目買いのチャンスになる可能性も出てきます。
もちろん慎重に見極める必要はありますが、悲観的な下落ではなく、チャンスになる下落と見ても良いでしょう。
このように同社は、この時期にやや上昇傾向があるうえ、大きく動きときはとても大きく上昇する傾向が見られます。直近も上昇トレンドが継続しており、この傾向に当てはまる可能性も考えられます。
その一方で、順張り戦略をベースに考えると、ここからの上昇率は40%ですので、高値掴みの可能性もあります。しかしながら、押し目買いのチャンスも想定されます。
このように複数のパターンが考えられますので、あなたの得意なパターンに当てはまるかなど見ながら、トレードチャンスをうかがうと良いでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2023/6/12時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
株式情報 投資戦略 相場展望 日本株 2023.06.14
この記事を書いた人
トレード歴12年以上の現役トレーダー。トレーダーとして2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。単年で負ける年もあったものの12年間以上、安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。
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