鳥貴族<3193>6月の年初来高値更新後、売りに押されて下落するも7月下旬から上昇し2,100円付近を推移中…決算発表で株価どうなる?
株式情報 投資戦略 相場展望 日本株 2022.09.09
9/9に本決算発表を迎える鳥貴族<3193>。今年前半は、1,700円前後でのボックス圏内を推移していましたが、5月末より上昇を開始し、6/15には年初来高値2,441円をつけました。
その後は売りに押されながらも、大きな下落にはならずに現在も2,100円付近を推移し、ここから新たな展開がありそうな動きをしています。
そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
目次
鳥貴族<3193>の本決算前後の株価動向は?
では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(9月上旬~10月上旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2014年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が7回、下落傾向が1回見られます。8年間のデータなので、信頼性はやや低いですが、この数字を見る限り、上昇傾向があると読み取れるでしょう。
変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて4回あります。約10%も含めると、5回あります。5%以内の変動は、上下合わせて2回あります。
これらを考慮すると、この時期の同社の株価は、比較的上下に変動しやすい傾向があると読み取れるでしょう。
おそらく、これは上昇してから年月が、それほど経過していないこともあり、まだ株価が安定していない推測されます。
あくまでも推測ですが、この点や、まだデータの期間が少ないことをふまえると、上にも下にも変動しやすいと考えておくのが妥当でしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
鳥貴族<3193>の目標株価は?
期間が短いので参考にはなりますが、データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:2,484円
下値目安:2,096円
※9/1終値2,170円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約14.4%、下落幅は約3.3%と考えられます。よって、上値は「2,484円」、下値は「2,096円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、直近の横ばいからやや下落している状況を抜け出し、一気に年初来高値更新まで上昇します。
そうなると、一時的に調整に入ることも想定されますが、現在、横ばいに推移している25日移動平均線が上向きになり、しばらくの間、上昇が続くと考えられるでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、9/7時点ですでに、この目安を割ってはいますが、それほど大きな下落にはならず、引き続き2,100円前後の推移が続くでしょう。
次の展開としては、現在近づいている25日移動平均線が、75日移動平均線を下抜けしたときでしょう。もし、この下値目安よりも、ずるずると下落するようなことがあれば、そのまま短期的下落トレンドに入る可能性もあります。
このように同社は、まだ株価が安定していないこともあり、上に動いても、下に動いても、データ通りに推移しない可能性があります。
特に、下落については、移動平均線の位置次第で、2020年の約3.3%をこえる下落も想定されます。
よって、今回のデータ分析の結果は、あくまでも参考として捉え、株価の動きを慎重に見ていくのが良いでしょう。
同時に、まだ株価が安定していないので、上下のどちらにも大きく変動することを念頭に置くと、株価の変化に一喜一憂することなく、冷静な判断をすることにつながるでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
株式情報 投資戦略 相場展望 日本株 2022.09.09
この記事を書いた人
トレード歴12年以上の現役トレーダー。トレーダーとして2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。単年で負ける年もあったものの12年間以上、安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。
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