【日経半導体株指数とは?】半導体を巡る日経とJPXの仁義なき戦いが勃発!?
株式情報 マーケットニュース 相場展望 日本株 2024.02.19

目次
半導体を巡る日経とJPXの戦いが過熱する雰囲気
日本経済新聞社が、
『日経半導体株指数』算出を先日の2月9日に発表しました。
2011年11月基点(1000)で2024年3月25日から算出開始!
ついに来ましたね。
まさか日経が東証より先に動くとは思いませんでした。
出し抜かれた??
前にも書きましたが東証(JPX)にとって指数ビジネスは重要です。
JPX総研を分社化して前の東証の社長をリーダーに力を入れてます。
一方、JPXプライム150指数が酷評されている今、起死回生の一発が欲しかったのも事実だとは思います。
新指数発表で半導体セクターや採用銘柄の注目度が増すのは間違いないですが、まだ連動するETFやインデックスファンドがないから追加的な買い
なし!
マーケット次第です。
とは言えこの新指数、投資家の反応は上々!
こんな指数を作らせてしまうほど米国のSOX指数が偉大だという現れでもあると考え、この日経半導体株指数へのツッコミ及びポイントとSOX指数について少し書きます。
日経半導体株指数とは?
以下を見たら、すぐにわかりますよ (笑)
▼日経半導体指数とは?▼
>>日経平均先物インデックス・シリーズ等の開発
≪日経半導体指数構成銘柄一覧≫
SOX指数の模倣かのような30銘柄時価加重平均採用 (笑)
模倣指数なので時価総額加重平均に浮動株を加味した指数になるでしょう。
今の主流なんで!
年一回11月末リバランス
算出要綱がのちに発表されるようなので、その詳細が見たいです。
ツッコミポイント①
日経NEEDS業種分類を使うところ
ーそれTOPIXの33業種を使えなかったのですかね?
うーん、使わないか…
ツッコミポイント②
ウェイトキャップが15%、半導体関連事業が主でない会社はウェイトキャップが5%
ーそもそも半導体株指数なのに半導体関連事業が主ではない会社を指数に組み入れる必要性は?
主でないと判断するポイントは?
株式情報 マーケットニュース 相場展望 日本株 2024.02.19

この記事を書いた人
元クレディ・スイス証券株式本部長マネジングディレクター。
日系証券個人営業から証券人生をスタート。その後ロンドンと東京を拠点に20年以上に渡って外資系証券会社の主にトレーディングデスク及び各マネジメント職を歴任。2019年退職。得意分野はフローの裏側分析及び市場構造分析。現在はXやnoteなどで個人投資家向け株式投資の知識提供中心に悠々自適生活を送る。趣味は食とクルマ。
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