個人投資家の投資スタンス/投資サービスへのニーズに関するアンケート調査結果

個人投資家の投資スタンス/投資サービスへのニーズに関するアンケート調査結果

日本投資機構株式会社では、個別銘柄への投資に取り組む個人投資家を対象に、投資行動の実態や投資に係るサービスのニーズを把握する目的でアンケートを実施しました。
投資助言サービスの利用者(209名)と投資助言サービスへの関心層(342名)を対象とし、計551名から回答が得られましたので結果をご紹介します。

調査会社:日本投資機構株式会社
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査実施期間:2026年2月20日~3月9日
回答者:551名(サービス利用者:209名、サービス関心層:342名)

目次

回答者の年齢層/投資経験

今回のアンケートは、日本投資機構株式会社による日本株投資助言サービスの利用者と関心のある層を対象としており、年齢層や投資経験は以下の通りです。

回答者の年齢層

年齢層回答数割合
70歳以上232件42.1%
60〜69歳168件30.5%
50〜59歳97件17.6%
40〜49歳28件5.1%
30〜39歳4件0.7%
30歳未満3件0.5%
答えたくない19件3.4%
合計551件100%

「70歳以上」(232件・42.1%)と「60〜69歳」(168件・30.5%)で合計72.6%を占め、シニア層が主体です。50代(97件・17.6%)が続き、40代以下は7%にとどまります。
本調査の回答者は高齢層に大きく偏っており、結果の解釈にはこの点を十分考慮する必要があります。

個別株への投資経験期間

投資経験回答数割合
10年以上160票31.8%
1〜3年108票21.5%
3〜5年75票14.9%
5〜10年61票12.1%
6ヵ月〜1年54票10.7%
6ヵ月未満45票9.0%
合計503票※100%

個別株投資の経験者のみが回答対象のため、未経験者48名を除く503票で集計。

「10年以上」(160票・31.8%)が最多。「1〜3年」(108票・21.5%)、「3〜5年」(75票・14.9%)が続きます。
経験1年未満の層(6ヵ月〜1年:54票、6ヵ月未満:45票)を合わせると19.7%おり、ベテランから初心者まで幅広い経験層が投資助言サービスを利用・検討していることがわかります。

投資に使える資産額

資産額回答数割合
50万円未満85件24.9%
50〜200万円55件16.1%
200〜500万円50件14.6%
500〜1,000万円54件15.8%
1,000〜3,000万円29件8.5%
3,000万円以上38件11.1%
答えたくない31件9.1%
合計342件100%

※ サービス関心層のみ回答対象

「50万円未満」(85件・24.9%)が最多で、少額資金での参入を検討する層が最も多くなっています。
一方で「3,000万円以上」(38件・11.1%)の富裕層も一定数存在し、関心層の資産規模には大きな幅があります。

個別銘柄への投資手法に関する調査

こうした投資家を対象に個別銘柄の選定基準や保有期間、失敗経験について、調査を行いました。

個別銘柄を購入する際に重視することは何ですか?

選択肢票数回答者に対する比率
決算・業績273票54.3%
チャート(テクニカル分析)232票46.1%
ニュース・材料153票30.4%
配当・優待122票24.3%
SNSや掲示板での評価51票10.1%
PER/PBRなどの指標
(バリュエーション)
41票8.2%
マクロ環境33票6.6%

※ 複数回答のため合計は100%を超えます。比率は個別株経験者503名に対する割合。

「決算・業績」(273票・54.3%)が最多で、「チャート(テクニカル分析)」(232票・46.1%)が続きます。
ファンダメンタルズとテクニカルの両面を重視する傾向が見られ、「ニュース・材料」(153票)、「配当・優待」(122票)が後に続きます。

個別銘柄の保有期間はどの程度になることが多いですか?

保有期間回答数割合
1〜2日程度16件3.2%
数日〜1週間程度82件16.3%
1週間〜1ヵ月程度152件30.2%
数ヵ月〜1年程度140件27.8%
1年〜3年程度56件11.1%
3年以上57件11.3%
合計503件※100%

※ 個別株投資の経験者のみが回答対象のため、未経験者48名を除く503件で集計。

「1週間〜1ヵ月程度」(152件・30.2%)が最多で、「数ヵ月〜1年程度」(140件・27.8%)、「数日〜1週間程度」(82件・16.3%)と続きます。
1ヵ月未満の短期売買が全体の約半数を占め、中長期保有(1年超)は22.4%にとどまります。

現在の投資情報収集方法を教えてください

情報収集方法票数
株探等の情報サイト172票
証券会社のレポート121票
会社四季報112票
YouTube104票
決算短信/IR資料100票
Yahoo掲示板60票
X(旧Twitter)やnoteなどのSNS50票
有料の投資助言サービス50票

※ サービス関心層のみ回答対象

「株探等の情報サイト」(172票)が最多。「証券会社のレポート」(121票)、「会社四季報」(112票)、「YouTube」(104票)と続きます。
多くの投資家が複数の情報源を組み合わせて活用しています。

投資で経験のある失敗を教えてください

失敗経験票数割合
損切の遅れ198票57.9%
早すぎる利益確定157票45.9%
高値掴み154票45.0%
買いつける前に銘柄が上がった(機会損失)120票35.1%
相場下落時の大幅な含み損/損失113票33.0%
決算跨ぎの失敗60票17.5%

※ サービス関心層のみ回答対象

「損切の遅れ」(198票・57.9%)が最多で、過半数の投資家が損切りのタイミングを逃した経験を持っています。
「早すぎる利益確定」(157票)、「高値掴み」(154票)と続き、売買タイミングに関する失敗が投資家共通の課題となっています。

投資サービスのニーズに関する調査

投資助言サービスの利用者や関心のある層を対象に、より詳細な投資サービスのニーズに関するアンケートを行いました。

今後身に着けたい投資スキルを教えてください

選択肢票数
テーマ株や人気株をいち早く見つけられるようになりたい325票
テクニカル分析の勝ちパターンを身に着けたい290票
相場環境を見て今は株を買うべきか判断できるようになりたい290票
損切テクニックやリスク管理を身に着けたい237票
決算を読めるようになりたい141票
米国株や空売り・先物など日本株の買い以外の手法で利益を出せるようになりたい94票
あまり勉強はしたくない30票

テーマ株や人気株をいち早く見つけられるようになりたい」(325票)がトップ。
「テクニカル分析の勝ちパターンを身に着けたい」(290票)と「相場環境を見て売買判断できるようになりたい」(290票)が同票で続きます。
「損切テクニックやリスク管理を身に着けたい」(237票)も高く、売買タイミングとリスク管理に対するスキル習得ニーズが全体を通じて強いことが示されています。

あなたの理想は以下のどれに近いですか?

回答選択肢回答数割合
判断材料をもらって、自分でも納得した上で売買判断をしたい242件43.9%
最終的には自分の力で売買判断ができるようになりたい211件38.3%
自分では判断せず、売買判断はプロに任せたい98件17.8%
合計551件100%

判断材料をもらって、自分でも納得した上で売買判断をしたい」(242件・43.9%)と「最終的には自分の力で売買判断ができるようになりたい」(211件・38.3%)が合計82.2%を占め、大多数の投資家が自律的な判断を目指していることがわかりました。プロに完全に任せたいという層は17.8%にとどまりまっています。

投資助言サービスを契約して良かった点を教えて下さい。

契約者を対象に、投資助言サービスを実際契約してみて良かった点を聞きました。

選択肢票数
売買タイミングを教えてくれる92票
銘柄選定の質59票
時間が節約できる56票
相場環境や銘柄について質問できる43票
売買の根拠が明確31票
フォローが手厚い21票
リスク管理ができる19票
メンタルが安定する17票

※ サービス契約者のみ回答対象

「売買タイミングを教えてくれる」が92票で最多。「銘柄選定の質」(59票)、「時間が節約できる」(56票)と続きます。プロの判断を参考にしながら時間を節約できる点が主な利用価値として評価されています。

関心のあるサービスを教えてください。

投資助言サービスに関心のある層に、具体的にどのようなサービスに関心があるかを聞きました。

選択肢票数
毎週注目銘柄が送られてきて売買タイミングも教えてくれるサービス199票
銘柄選定や売買タイミングなどプロが使っているノウハウを教えてくれるサービス183票
保有する銘柄や資産の状況をプロが定期的にチェックして改善提案をしてくれるサービス64票
AI活用方法を教えてくれるサービス64票
中長期のポートフォリオをプロが提案してくれるサービス47票
株式投資コミュニティサービス31票

※ サービス関心層のみ回答対象

「毎週注目銘柄が送られてきて売買タイミングも教えてくれるサービス」(199票)と「プロが使っているノウハウを教えてくれるサービス」(183票)が突出。即効性のある情報提供とノウハウ習得の両方に高い需要があります。

投資助言サービスを選ぶ際に魅力を感じるポイント

選択肢票数
明確な推奨の根拠が送られてくる271票
売買ルールがあらかじめ設定されている94票
相場環境(地合い)についても解説してくれる90票
疑問点はすぐに質問できる59票
アナリストの経歴が信頼できる45票
過去の実績が丁寧に開示されている40票

※ サービス関心層のみ回答対象

「明確な推奨の根拠が送られてくる」が271票と群を抜いて最多。サービス選択において、なぜその銘柄を推奨するのかという根拠の開示が最も重視されていることが明確に示されています。

アンケート調査結果まとめ

本アンケート調査により、投資家の大多数は自律的な判断を目指していることがわかりました。
「自分でも納得した上で売買判断をしたい」「最終的には自分の力で決めたい」を合わせた自律志向が82.2%に達しています。
投資助言を求めながらも、最終的には自分で判断できる力をつけたいという投資家が多くなっています。

また、売買タイミングの失敗が投資家共通の最大課題であることもうかがえます。
失敗の経験に関する調査では「損切の遅れ」(57.9%)、「早すぎる利益確定」(45.9%)、「高値掴み」(45.0%)が上位を占めます。
身に着けたいスキルでも「損切テクニックやリスク管理」(237票)が高く、タイミングと損益管理が個人投資家の普遍的な課題であることが示されています。

本調査の回答者は60代以上が72.6%を占めるシニア層中心の構成となっています。
また投資助言サービスへの関心・利用経験を持つ層を対象とした調査であるため、個人投資家全体の傾向を代表するものではありません。
調査結果の解釈にあたっては、これらの属性的特徴を踏まえてご活用ください。

記事をシェア
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次