2023年の日経平均株価…どうなる?

株式情報 投資戦略 相場展望 日本株 2022.12.31

高橋 佑輔 高橋 佑輔

2022年の日経平均株価は、1/4に29,098円41銭で始まりました。そして、その勢いのまま1/5に年初来高値を更新し、29,388円16銭を付けました。

 

しかし、そこから2月下旬に発生したロシアとウクライナの問題の影響で、3/9に年初来安値24,681円74銭まで下落しました。

 

その後は、8月中旬に29,000円目前まで上昇するもののボックス圏の上値で跳ね返され、反対に下落するかと思ったら、今度はボックス圏の下値で跳ね返りと、年間を通じて方向感がない状態が続きました。

 

このようにボックス圏を抜けきれないまま、2022年は大納会を迎えましたが、2023年の日本株市場は、どのように推移する可能性があるのでしょうか?

 

そこで今回は、緩やかに日本株市場の動向を示す日経平均株価が、2023年の4月…6月…12月にどこまで上がる可能性があるのかデータ分析しました。

 

日経平均株価は2023年「4月上旬」どこまで上がる?

まず、日経平均株価の例年の4月上旬の動向です。日経平均株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

 


※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

 

2000年から2022年の株価の推移を見ると、上昇傾向が11回、下落傾向が12回見られます。この数字を見る限り、やや下落傾向あるとも読み取れますが、均衡と考えても問題ない範囲でしょう。

 

変動幅を見ると、2012年は、20%弱まで上昇しています。2020年は、約20%下落しています。その他の年は、10%を上回る変動を見せるときもありますが、ほぼ10%前後の範囲で推移しています。

 

データ分析の結果でも平均的な「上昇幅は約7.9%、平均下落幅は約7.9%」という結果が出ています。

 

よって、2023年4月上旬時点での日経平均株価は【25,620円51銭~30,041円87銭】を目安に推移すると考えられるでしょう。

 

次に、6月上旬時点の日経平均株価の推移を見てみましょう。

 

日経平均株価は2023年「6月上旬」どこまで上がる?

同様に、日経平均株価の例年の6月上旬の動向です。日経平均株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

 


※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

 

2000年から2022年の株価の推移を見ると、上昇傾向が11回、下落傾向が12回見られます。この回数は4月上旬と全く同じです。よって、この数字を見る限り、やや下落傾向あるとも読み取れますが、均衡と考えても問題ない範囲でしょう。

 

変動幅を見ると、2012年は、約30%まで上昇しています。2016年は、約20%下落しています。その他の年は、10%を上回る変動を見せるときもありますが、ほぼ10%前後の範囲で推移しています。

 

データ分析の結果でも平均的な「上昇幅は約8.6%、平均下落幅は約7.5%」という結果が出ています。

 

よって、2023年6月上旬時点での日経平均株価は【25,751円37銭~30,247円91銭】を目安に推移すると考えられるでしょう。

 

次に、12月上旬時点の日経平均株価の推移を見てみましょう。

 

日経平均株価は2023年「12月上旬」どこまで上がる?

同様に、日経平均株価の例年の12月上旬の動向です。日経平均株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

 


※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

 

2000年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が14回、下落傾向が8回見られます。この数字を見る限り、やや上昇傾向あると読み取れるでしょう。

 

その他の年は、これまで10%前後の範囲での変動でしたが、その変動幅が大きくなり20%前後の範囲を推移しています。

 

これをふまえると、年末の株式市場は、他の期間と比較して、株価が上下に大きく変動しやすい傾向が読み取れます。

 

データ分析の結果でも平均的な「上昇幅は約16.9%、平均下落幅は約19.2%」という結果が出ています。

 

よって、2023年12月上旬時点での日経平均株価は【22,493円82銭~32,556円04銭】を目安に推移すると考えられるでしょう。

 

次に、1年間の日経平均株価の推移を見てみましょう。

 

2023年日経平均株価の目標株価は?

データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

 

【2023年日経平均株価・目標株価】
上値目安:32,556円04銭
下値目安:22,493円82銭

※2022/12/12終値27,842円33銭を基準に計算

 

 


※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

 

このデータ分析の結果を見る限り、4月上旬から2023年中盤の6月上旬にかけては、2021/12/12終値27,842円33銭を基準に計算すると、上下ともに約2,000~約2,500円変動することが想定されるでしょう。

 

また、2023年の年末である12月上旬かけて上下の変動は大きくなり、上下ともに約4,700~約5,400円変動することが想定されるでしょう。

 

このように、日経平均株価は、例年年末にかけて上下に大きく変動する傾向があります。それをふまえると、2023年の年末の12月上旬時点では、上値の目安は32,000円を超え、下値の目安は22,000円台と考えられます。

 

なお、2022年の目安は「上値目安:33,444円12銭」「下値目安:22,850円82銭」でした。厳密に見ると、下値は2022年よりも、下回りますが22,000円台を維持しています。

 

しかし、上値の目安は円単位で見ると約1,000円下がっています。割合で見ると、それほど大きな変動ではありませんが、「日経平均株価33,000円台」と「日経平均株価32,000円台」では、投資家心理に違いが出ると考えられます。

 

そういった面も考慮すると、上ブレする可能性もありますが、2023年の日経平均株価は、2022年よりも、やや上値が重たい展開が予測されます。

 

2022年よりは変動が小さいものの、2023年の日本株市場も同じように大きな変動があるとも考えられます。その一方で、2022年のように変動幅の中心線付近をボックス圏のまま推移することも考えられます。

 

なお、今年もボックス圏の推移を続けてきていますので、もし2023年にボックス圏を抜けるようなことがあると、上にも下にも大きく変動する傾向があります。

 

また、このボックス圏が長ければ長いほど、その変動幅が大きくなる傾向があります。

 

その点も考慮すると、もし2023年にこの長期のボックス圏を上抜け、下抜けすることがあったときは、上記の目安よりも大きく変動することも十分に考えられます。

 

もし、ボックス圏を抜けた場合は、その都度、過去の最大変動幅まで動くことを想定しながら、流動的に目安を変動していくことをオススメします。

 

上記はあくまでも平均的な中で想定される変動幅です。上抜け、下抜けした場合は、そこから一気に加速するのが、ボックス圏を抜けたときの傾向ですので、ぜひこの点にはご注意ください。

 

もちろん、このまま2023年もボックス圏を推移するシナリオもありますので、この2023年は、複数のパターンを考えながら、日本株市場を見ていくのが良いでしょう。

 

しかしながら、これはあくまでも日経平均株価の動向です。個別銘柄と日経平均株価は、必ずしも同じ動きをするわけではありません。

 

この日経平均株価の動向は、あくまでも目安として把握しつつ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

株式情報 投資戦略 相場展望 日本株 2022.12.31

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高橋 佑輔

この記事を書いた人

高橋 佑輔

トレード歴12年以上の現役トレーダー。トレーダーとして2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。単年で負ける年もあったものの12年間以上、安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。

 

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