株の自動売買の始め方|初心者でも安心して始められるつまずかない入門ガイド

株の自動売買の始め方 初心者でも安心して始められる つまずかない入門ガイド

株を続けていて、「売買の判断が難しい」「いつ売れば良かったのか分からない」と感じた経験はありませんか?
判断に迷うたびに不安が積み重なり、「もっと楽に安定して取引できる方法はないのかな」と思う人も多いようです。

その悩みをきっかけに、自動売買(システムトレード)に興味を持つ人が増えています。
とはいえ、「仕組みが複雑そう」「本当にうまく使えるのか不安」と感じる場合も。

しかし、最近はアプリの進化で、初心者でも直感的に扱える自動売買の環境が整い始めています
そこで本記事では、株の自動売買の基本から、準備の流れ、簡単に自動売買ができるアプリトレスタ(TradeStand)を使った始め方までをまとめて紹介します。
迷わずに自動売買を始められる状態をつくっていきましょう。

目次

トレスタ(TradeStand)アプリで初心者でも簡単に自動売買ができる

自動売買を始められるアプリやツールはいくつかありますが、その中でも特におすすめしたいのがトレスタ(TradeStand) です。
なぜなら、トレスタは初心者向けのシンプルな自動売買から上級者向けの本格的なアルゴリズム取引まで対応できる柔軟な仕組みを備えているからです。

基本的な「買い・売り・損切り」の流れが整理されているため、難しい操作をしなくても自動売買を始められます。
一方で、戦略の細かなパラメータ設定や高度なストラテジーの運用も可能なため、経験者やプロ志向のユーザーにも選ばれています。
つまり、トレスタは「まず自動売買を試してみたい人」にも「自分の戦略をしっかり運用したい人」 にも、どちらにもフィットするアプリです。

そして、トレスタで自動売買を始める際は、いくつかの簡単な手順を押さえるだけで運用をスタートできます。
今回はこのトレスタを使用した自動売買の始め方を解説していきます。

自動売買とは|人の代わりに売買を実行する仕組み

自動売買とは、あらかじめ設定した条件に沿って株式などの売買を進める仕組みです。
感情の揺れを排して、安定した運用につなげやすい点が特徴です。
売買の判断をアプリに任せるため、忙しい生活の中でも運用を続けられます。
ここでは、こうした自動売買の目的やメリットを整理します。

自動売買の目的|感情のブレを減らして運用を安定させる

人間が投資判断をしていると、利益が出た場面で早く売ったり、損が出た場面で耐え続けたりしてしまいがちです。
このような判断の揺れを減らすために役立つのが自動売買です。
買い・売り・損切りの設定を先に決め、アプリが処理を進めます。
迷う瞬間が少なくなるため、初心者でも安心して続けられます。

裁量トレードとの違い|判断のタイミングを分けて負担を減らす

裁量トレードでは、自分で判断しながら売買を進めます。
迷いが生じやすく、気持ちの波も大きくなりがちです。
一方で、自動売買では判断する時間と実行する時間を分けられるため、落ち着いた運用につながります
忙しい日でも取引が続けられ、安定したパフォーマンスを上げやすくなります。

システムトレードと自動売買の違い|より身近な形へ進化した

システムトレードは、データやルールに基づいて行う売買の考え方です。
自動売買は、作成したルールをアプリが代わりに処理してくれる形です。
以前よりも手軽に使える環境が整いはじめ、初心者でも挑戦しやすくなっています。
トレスタでは、条件を設定するだけで自動で発注され、売買の流れを学びながら続けられます。

自動売買を始めるための準備|3つの基本ステップ

ここからは具体的に自動売買を始めるための手順を説明していきます。
自動売買を始めるためにはまず証券口座を準備し、自動売買に使うアプリを選択、デモトレードで動きを確認するという3つの手順を踏む必要があります。
どれも難しい手続きではなく、1つ1つこなしていくことで安定した運用環境を整えられます。

ステップ1|自動売買に使う証券口座を準備する

自動売買では、売買を実行するための証券口座が必要です。
アプリごとに対応口座が異なるため、はじめに確認しておくとスムーズです。

▼トレスタでは、2025年11月時点で以下の証券口座と連携が可能です。

証券会社対象取引
ウィブル証券日本・米国株の現物取引
立花証券e支店日本株の現物/信用取引
サクソバンク証券日本株のCFD取引


口座開設には本人確認書類が必要ですが、最短即日で完了する証券口座もあります。
トレスタでは、国内株・米国株・CFDなど幅広く運用できます。
どの銘柄を扱いたいのかを考えながら選ぶのが良いでしょう。

ステップ2|自動売買に使うアプリを選ぶ

アプリの使いやすさは、運用の続けやすさにも関係します。
トレスタは設定が分かりやすく、初心者でも直感的に扱いやすくなっています
戦略の選択、条件の調整、発注の流れなどが整理されており、仕組みを理解しながら進められる点も魅力です。

ステップ3|デモトレードで動きを確認する

自動売買を始める前に、デモトレードを行い実際にどの程度の収益に落ち着くかを確認してみましょう。
実際の相場データを使って動きを確認でき、本番に近い感覚で練習できます。
設定の癖や動きの違いを事前につかんでおけば、安心して本番に進めるようになります。

設定方法の基本|条件を決めてONにするだけ

自動売買の設定は、買う条件・売る条件・損切りや利確の条件を決めるだけです。
条件さえ決めれば、どの銘柄の売買にも応用ができるようになります。

買いの条件を設定する|上昇のサインをどう見るか

上昇の気配をどう判断するのか、買いの条件を設定しましょう。
短期と長期の平均価格の位置を比べるなど、基本的な見方でも十分機能します。
数字の組み合わせを調整しながら、自分の方針に合った形に育てていくのがおすすめです。

売りの条件を設定する|利益と損失のバランスを整える

買いの条件設定ができたら、売りの条件も設定しましょう。
この時に注意すべきなのは利益と損失のバランスです。
許容する損失の額が小さすぎても、勝率が下がってしまいますが、一度の損失額が大きすぎるのも好ましくありません。
逆に利益確定が早ければ勝率は高められますが、なかなか利益を伸ばせなくなってしまいます。
利益と損失のバランスを考えながら、条件を調整すると良いでしょう。

設定を保存し、アプリをONにする

条件を入力したら、設定を保存してアプリをONにします。
トレスタでは、条件に合ったタイミングで自動で発注され、結果は「売買レポート」で確認できます。
発注の流れが分かりやすいため、初心者でも迷うことが少なく、動きを追いやすくなっています。

設定が完了したら、しばらくは動きを見るだけでも十分です。
どのように発注されているのかを確認することで、次に改善したい点や調整したい部分が見えてきます

つまずきやすいポイント|初心者が陥りやすい3つのミス

自動売買は便利ですが、最初に迷いやすい部分があります。
ここでは初心者が陥りやすいポイントを紹介します。

ルールを複雑にしすぎると続けにくくなる

最初の設定で多くの条件を組み合わせると、発注の機会が少なくなり、動きをつかみにくくなります。
初心者ほどシンプルなルールから始める方が、結果が分かりやすく安心して続けられます。
たとえば「平均線+損切り+利確」の組み合わせだけでも十分です。

設定を複雑にすると、どこが原因で動かないのか判断しづらくなります。
まずはシンプルにし、動きを見ながら少しずつ調整していくと、自分に合った設定に育てていけます
自動売買は「続けられること」が大切なため、余裕を持って管理できる範囲から始めることが安心につながります。

損切り設定を入れないと大きな負担になりやすい

損切りを入れないまま運用すると、相場が予想に反して動いたときに大きな負担になりやすくなります。
自動売買では、この設定を入れるだけでリスク管理が安定します。

損切りは初心者にとってやや抵抗を感じる部分かもしれませんが、運用を長く続けるうえで欠かせません
アプリが自動で判断してくれるため、迷う瞬間も生まれづらくなります。
初期の段階から入れておくと、安心感が大きく変わります。

検証をせずに本番に進むと理解不足になりやすい

設定を確認せずに本番に進むと、思った通りに動かない場面が出てきます。

デモトレードを活用すると、実際の相場データを使いながら動きを確かめられます。
トレスタでもデモモードが利用でき、買い・売りのタイミングがどう動くかを事前に把握しやすくなっています

検証の時間は短くても構いません。
数回の発注を見ただけでも、設定の癖や動きが理解できます。
実際の資金を使う前に確認することで、安心して本番に進めるようになります。

安全に続けるためのコツ|自動売買を生活に取り入れる

最初に設定して終わりでなく、日常の中で動きを軽く確認する習慣を持っておくと、自動売買を安心して続けられます。
デモでスタートする、小さく始める、アプリのアップデートを定期的に確認するといった工夫で、安定した運用が可能になります。
ここでは、自動売買を長く続けるためのコツを3つ紹介します。

デモトレードでまずは動きを確認する

最初はデモトレードで、どのように発注されているかを確認しましょう。
デモでは実際の市場データが使われるため、本番に近い感覚で練習できます。
アプリの反応や注文の流れが分かると、本番に進んだ時の不安が軽くなります。

デモトレードは回数を重ねる必要はなく、数回の発注を見るだけでも十分です。
大切なのはどんな動きをするか知っておくことです。
設定を調整する際の参考にもなるため、初心者ほどデモを活用すると安心につながります。

小さく始めて無理のない範囲で続ける

自動売買は続けることで安定していきます。
最初から大きな資金を使う必要はなく、少額からスタートすることで負担を抑えながら運用できます
慣れてきたら取引額や銘柄を徐々に増やす形でも十分です。

初心者にとっては、無理のない範囲で続ける姿勢が大切です。
資金管理の癖がつき、感情に振り回されずに運用できるようになります。
小さなステップで良いので、続けやすい環境づくりを意識すると長く取り組めます。

アプリのアップデートや新機能を確認する

自動売買アプリは定期的にアップデートされ、使いやすい機能が増えることがあります。
たとえば予約発注や通知機能の改善など、運用がより楽になる変更が加わることもあります。
アプリの更新情報を確認する習慣をつけると、環境の安定につながります

特にトレスタでは改善や追加が定期的に行われています。
新しい機能を使うことで、設定の幅が広がったり、効率の良い運用を目指せたりします。
アプリを最新の状態に保つことは、自動売買の精度を高める意味でも大切です。

まとめ|基本を押さえて自動売買を始めよう

自動売買は、難しそうに感じても、基本を押さえれば誰でも安心して始められます。
大切なのは、準備 → 設定 → 検証 → 見直しの積み重ねです。
最初の一歩さえ踏み出せば、操作の仕組みも自然と理解できるようになります。

今回の内容をもとに、自動売買の流れをつかみ、まずは小さく動かしてみてください。
トレスタのように扱いやすいツールを選べば、迷いにくく、運用のイメージもつかみやすくなります。

「忙しくても続けられる方法で投資をしたい」と感じている人ほど、自動売買は相性が良い運用方法です。
今日から少しずつ、自分のペースで資産づくりを進めてみましょう。

執筆者情報

nari

川本 恒平

株式会社ナレッジクリエイション 代表取締役

個人投資家向けアルゴリズム取引の識者として各種メディアに掲載される。 金融業界に携わることを目標に法政大学に入学するも「金融とITの融合」の必要性を痛感しプログラム開発を独学で学びエンジニアとして活躍。 その後、大手BtoC投資顧問会社に入社しデータアナリストを経て、トレードシステム開発部門責任者として「金融とITの融合」に取り組む。2019年に独立し、現在は現役のエンジニアや個人投資家向けのアルゴリズム取引の識者として活躍中。

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