ポリマーケット(Polymarket)とは、将来起こる出来事の結果を取引できる予測市場プラットフォームです。
近年急速に注目を集めており、ポリマーケットの取引状況を参考に、株式などの金融資産を売買する投資家も増加しています。
特に2024年の米大統領選挙では、大手メディアが「接戦」と報じる中、ポリマーケットはトランプ氏の優勢を数週間前から示し続け、最終的にその予測が的中。
各メディアが「世論調査よりも正確だった」と報じる結果となりました。
ポリマーケットの月間取引高は、2026年時点で100億ドルを超える規模に成長しており、1つの情報インフラとなりつつあります。
世界最大の予測市場ポリマーケットの沿革

ポリマーケットは2020年、シェイン・コプラン(Shayne Coplan)によって設立されました。
本社をニューヨーク・マンハッタンに置き、公式に「世界最大の予測市場(The World’s Largest Prediction Market™)」と位置づけています。
情報の錯綜・混乱を解決するために創業
創業者のシェイン・コプランは1998年生まれ。
ニューヨークで育ち、若くして暗号資産や分散型金融(DeFi、Decentralized Finance)領域に関心を持っていました。
そうしたなか、2020年にコロナ禍で情報が錯綜する状況を見て、人々が実際に資金を投じて予想することで、社会の不確実性を確率として可視化できるのではないかと考えたのです。
この発想から生まれたのがポリマーケットです。
ポリマーケットでは、選挙、経済指標、スポーツ、社会イベントなどの結果についてユーザーが予想を売買し、その価格を通じて市場全体の見方が可視化されます。
サービス開始当初から、イーサリアムの共同創業者として知られるビタリック・ブテリン氏が注目し、支持を表明。
2024年5月には、ブテリン氏やFounders Fund(ピーター・ティールが創業したベンチャーキャピタル)などから7,000万ドル(約108億円)の資金調達に成功しました。
さらに2025年10月には、ニューヨーク証券取引所(NYSE)の親会社であるインターコンチネンタル取引所(ICE)が20億ドルを投資し、企業評価額は約90億ドルに達しました。
2025年12月に米国ユーザー向けアプリをローンチ
ポリマーケットは2022年1月、イベント結果に連動する取引市場を米国で未登録のまま提供していたとして、米商品先物取引委員会(CFTC)から処分を受け、140万ドルの制裁金を支払うことで和解しました。
これに伴い、同社は米国居住者による利用を制限する措置を取りました。
その後、ポリマーケットは米国で正式に認可された取引所と清算機関を取得しました。
これにより、CFTCの規制枠組みに沿った形で事業を展開できる体制を整えました。
さらに2025年には、CFTCから一定条件下では執行措置を取らないとするノーアクション対応を受け、米国市場への再参入に向けた規制上のハードルが大きく下がりました。
2025年12月には米国ユーザー向けアプリの提供を開始しています。
ポリマーケットの取引の仕組み|確率に投資する

ここからはさらに詳しく、ポリマーケットの取引の仕組みを見ていきましょう。
ポリマーケットの各市場には、YES株とNO株の2種類のシェアが存在します。
YES株とNO株を合計すると常に1ドル(100セント)に収束するため、YES株の価格がそのまま「イベントが起こる確率」を示します。
▼たとえば、2026年5月時点では「ホルムズ海峡の交通は6月末までに正常に戻りますか?」という市場で、YES株が0.38ドル(38セント)で取引されています。

この場合、「38%の確率で正常に戻る」と市場参加者が見ているわけです。
逆にNO株は0.63ドル(63セント)となっており、「63%の確率で正常に戻らない」という見方を反映します。
38セントと63セントで、合計は101セントとなっていますが、これは買い注文と売り注文の価格差や小数点以下の丸めによるものです。
ポリマーケットの表示価格はオーダーブックのbid(買い注文)とask(売り注文)の中間値をもとに表示されます。
新しいニュースが入ったり、市場参加者の見方が変わると、リアルタイムで価格が動き、確率の数値も更新されます。
世論調査が集計・公表に数日かかるのに対し、ポリマーケットは新情報が入ると数分以内に価格が反応する即時性を持ちます。
結果が的中すれば1株=1ドル、外れれば無価値
イベントの結果が確定すると、的中したシェアは1株あたり1ドルの価値になり、外れたシェアは無価値(0ドル)になります。
これが利益・損失の確定方法です。
たとえばYES株を0.70ドル(70セント)で購入し、実際にそのイベントが「YES(起こった)」で決着したとします。
保有するYES株は1株あたり1ドルになるため、0.30ドル(30セント)の利益が確定します。
逆に「NO(起こらなかった)」という結果になった場合、YES株は0ドルになり、購入に使った0.70ドル(70セント)が損失となります。
なお、イベントの結果が出る前に売却して利益を確定させることもできます。
YES株を0.30ドル(30セント)で購入した後、新しい情報が出て確率が上昇し0.60ドル(60セント)になった時点で売れば、0.30ドル(30セント)の利益が得られます。
実際の投資と同じように、結果確定前に価格変動を利用する売買も行われています。
オーダーブック方式で価格が自然に形成される
ポリマーケットの価格決定には、株式市場でも使われるオーダーブック(注文板)方式が採用されています。
運営側が価格を決めるのではなく、参加者同士の売買によって価格が自然に形成されます。
市場が新しく作られた時点では、YES株もNO株も存在しません。
「YES株を60セントで買いたい」という指値注文を出した人がいた場合、「NO株を40セントで買いたい」という注文と合わさったとき(合計1ドル)に注文がマッチングします。
この時点で1ドルが1YES株と1NO株に変換され、それぞれの買い手に渡ります。
これが最初の市場価格となります。
取引はすべてピアツーピア(参加者同士の直接取引)で行われます。
ポリマーケットはPolygon(ポリゴン)というブロックチェーン(イーサリアムのLayer2ネットワーク)上で動いています。
注文のマッチング処理はオフチェーン(ブロックチェーン外)で高速に行いつつ、最終的な決済だけをオンチェーンで処理するハイブリッド設計を採用。
これによりガス代(取引手数料)をほぼゼロに抑えながら、取引の透明性も確保しています。
マルチアウトカム市場|複数の選択肢から1つを予測する仕組み
ポリマーケットの取引はYES/NOのバイナリ形式が基本ですが、「複数の候補から1つが選ばれる」マルチアウトカム市場も存在します。
この場合、「イベント(Event)」という単位が複数のYES/NO市場を束ねる構造になっています。
▼単一の問いならYES/NOの2択ですが、「誰が2028年の米大統領選に勝つか?」のように候補が複数いる場合は、「ヴァンス氏?」「ニューサム氏?」「ハリス氏?」それぞれに独立したYES/NO市場が設けられています。
各候補を選ぶとその候補の「YES株」を売買する形です。

仕組みの特徴は、複数の市場が合計で1ドル(100セント)に収束するよう設計されている点です。
特定の候補・チームのシェアが上がると他の候補が下がり、全体の合計は常に1ドルを保ちます。
投資家の視点では、マルチアウトカム市場は「最有力候補に集中投資する」のか「穴馬を低い確率で押さえる」のかという資金配分の判断が求められる点で、バイナリ市場とは異なる性質を持ちます。
政治・スポーツ・企業買収など幅広いカテゴリでマルチアウトカム市場が提供されています。
ポリマーケットのお題は誰が決める?種類も豊富。

ポリマーケットのお題は、主に同社のマーケットチームが作成しています。
ユーザーやコミュニティも新しいお題を提案できますが、ユーザーが自由に市場を直接公開できるわけではありません。
ポリマーケット側が、ニュース性や取引需要、結果判定の明確さなどを踏まえて市場化するかを判断し、公開時には決着条件や参照情報もあわせて設定されます。
種類としては、政治から経済・スポーツ・エンターテインメントまで、幅広いテーマの予測市場が立てられています。
特に「結果が明確に出るイベント」が対象となるため、取引後に必ず勝敗が確定します。
日本の投資家にとっても、直接取引をせずとも「市場が今どう見ているか」を確認する情報ツールに活用できるカテゴリが多くあります。
大統領選・FRB政策決定など投資家注目のテーマ
ポリマーケットが特に注目を集めるのは、政治・経済分野の予測市場です。
特に米大統領選挙やFRBの利下げ・利上げ判断といったテーマは、世界中の機関投資家や金融メディアが参照する指標になっています。
2024年の米大統領選挙では、世論調査が「接戦」と報じていたにもかかわらず、ポリマーケットはトランプ氏の当選確率を60〜70%台で示し続け、最終的にその予測が的中。
Polymarketのデータによると、予測精度は条件が整った市場では最大91%に達するとされています。
FRBや日銀など中央銀行の金融政策に関する市場も多くの投資家に利用されています。
株式投資や債券投資を行う際に、「次回のFOMCで利下げが行われるか」「年内に何回利下げがあるか」といった市場を参考にする機関投資家や個人投資家が増えているのです。
スポーツや暗号資産分野の取引も活発
スポーツ分野では、2026年3月にMLB(米大リーグ)と複数年の独占的予測市場パートナー契約を締結しました。
ポリマーケットはMLBの公式ロゴ・商標の使用権と公式データの利用権を得ており、試合結果に関連した予測市場を正式に展開しています。

また、NBAやプレミアリーグなどの試合結果に関する市場も活発に取引されています。
暗号資産分野では「ビットコインが今月末までに〇万ドルを超えるか」「特定のプロジェクトがローンチするか」といった市場が設けられています。
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宇宙人の存在、イエス・キリストの降臨も
また、ポリマーケットでは、イーロン・マスク氏やAI企業の動向など、SNSで話題になりやすいテーマも取引されています。
少し変わったテーマとしては、「アメリカはエイリアンが存在することを…までに確認しますか?」といった市場もあります。
▼2026年5月時点では、6月30日までに2%の確率、12月31日までに16%の確率でアメリカはエイリアンが存在することを確認するという確率を予測市場が織り込んでいます。

▼また、「イエス・キリストは2027年までに再臨されるでしょうか」という市場は2%の確率でYESという結果を織り込んでいます。

NO株を買い付けた場合、イエス・キリストが2027年までに再臨しない限り、判定時に98ドルが100ドルになる計算です。
ポリマーケットを投資判断に活用する方法

ポリマーケットが通常のアンケートや世論調査と異なるのは、参加者が自分の資金をリスクにさらして予想する点です。
回答を間違えても損失がない世論調査と違い、ポリマーケットでは予測が外れれば実際に資金を失います。
そのため、参加者はニュースや統計、専門家の見解などをもとに、より真剣に判断を下します。
この仕組みによって、多くの参加者の知識や見方が市場価格に反映されます。
つまりポリマーケットは、単なる賭けの場ではなく、「市場が今どう見ているか」を確率で示す情報ツールでもあります。
実際、1988年から2004年までの米大統領選を対象とした研究では、予測市場が多くの世論調査より正確な結果を示したことが報告されています。
ただし、予測市場は万能ではありません。
参加者や取引量が少ない市場では価格が偏りやすく、大口参加者の影響を受けることもあります。
そのため、ポリマーケットの価格は「正解」ではなく、市場の現時点での見方を示す参考情報として、ニュースや経済指標、需給などと組み合わせて使うのが適切です。
FRBの政策変更確率・選挙結果予測が参考になる
ポリマーケットのデータを投資に活用する場合、特に金融市場に影響を与えやすい2種類のイベントに注目したいです。
1つ目は、金融政策に関するイベントです。
「次のFOMCで0.25%の利下げが行われる確率」が市場でリアルタイムに示されるため、金利動向を踏まえた投資判断に役立てられます。
FRBの政策決定は米国株や日本株にも大きな影響を与えるため、この確率の変化を追うだけでも市場センチメントの把握に有効です。
また、日銀の金融政策決定会合前に、海外の投資家が金融政策の変更可能性をどう見ているかを知る手がかりにもなります。
2つ目は、選挙結果の確率を地政学リスクの評価に使う方法です。
特定の政党や候補者が当選した場合に政策が変わり、その影響を受ける産業や銘柄を事前に見極めるために、ポリマーケットの確率を参照するアプローチが広まっています。
2024年の米大統領選前後には、「トランプ当選確率」の変化に連動してエネルギー株・防衛株が動く場面も見られました。
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ポリマーケットの今「予測市場の制度化」が進む

ポリマーケットは2024年以降、Web3の実験的サービスから大手金融機関やスポーツ組織が正式に関与する「制度化された情報インフラ」へと急速に変貌しています。
月間取引高100億ドル超へ|2年で約30倍の急拡大
ポリマーケットの取引規模は、わずか2年で劇的な拡大を遂げました。
Dune Analyticsのデータによると、2024年7月の月間取引高は3億8,500万ドル(約580億円)でしたが、2026年3月には月間取引高が112億ドル超(約1兆7,360億円)に達しています。
2年間で約30倍という急成長です。
月間アクティブユーザー数も、2024年6月時点の約3万人から2025年10月には44.5万人超へと大幅に拡大しました。
2026年3月には手数料体系も更新され(金融・政治・文化カテゴリにテイカー手数料を導入)、日次収益が80〜100万ドルに達する水準になっています。
NYSE親会社ICEが20億ドル投資・MLBと独占パートナー契約
2025年10月には、ニューヨーク証券取引所(NYSE)の親会社であるインターコンチネンタル取引所(ICE)がポリマーケットに20億ドルを戦略的投資として出資しました。
ICEは世界最大の取引所運営会社の1つであり、その投資はイベントベースの取引が持続的な市場カテゴリーであると認める意味を持ちます。
この投資によりポリマーケットの企業評価額は約90億ドルに達しました。
さらに2026年3月時点では、120億ドルの評価額での追加資金調達が報じられています。
競合Kalshiとの比較|規制市場で逆転された取引高の現状
ポリマーケットの最大の競合はKalshi(カルシ)です。
Kalshiは米国の商品先物取引委員会(CFTC)の規制下で正式に運営される予測市場プラットフォームです。
Coincheckのレポートによると、2025年9月以降、Kalshiはポリマーケットを取引高で逆転し、2026年4月時点では約148億ドルとポリマーケットの102億ドルを大きく上回っています。
ポリマーケットは規制面での制約(国際プラットフォームとして米国居住者を引き続きブロック)が成長を制限している構図です。
一方、ポリマーケットは2025年12月に米国居住者向けの独立アプリをローンチしており、国際プラットフォームとは別に米国市場への本格参入を進めています。
また、ICEへの20億ドル出資・MLB提携といった制度化の流れを見ると、規制環境が整備されるにつれてポリマーケットが再び存在感を高める可能性もあります。
予測市場全体の月間取引高は2026年4月に298億ドルを超えており、市場全体のパイは拡大を続けています。
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ポリマーケットは日本から取引できる?今後の展望

ポリマーケットは、予測市場の価格を通じて「市場が今どう見ているか」を確認できる情報ツールとして注目されています。
一方で、日本から実際に資金を投じて取引することについては、現時点では慎重に見る必要があります。
2030年までの日本認可取得を目指す動き
報道によると、ポリマーケットは日本で代表者を任命し、2030年までに政府の認可取得を目指してロビー活動の準備を進めています。
日本事業については、暗号資産企業ジュピターで日本事業を率いてきたマイク・アイドリン氏が主導しているとされています。
これは、ポリマーケットが日本市場を有望な成長市場として見ていることを示す動きです。
ただし、現時点で日本で正式に認可されたわけではありません。
むしろ、現在はポリマーケットのフロントエンドアプリとウェブサイトへの日本国内からのアクセスが制限されている状態と報じられています。
海外サービスでも日本国内からの利用には法的リスク
日本では、オンライン上で金銭や暗号資産を賭ける行為に対して厳しい規制があります。
海外事業者が運営するサービスであっても、日本国内から賭博行為を行えば違法となる可能性があります。
そのため、ポリマーケットを日本から利用する場合は、「海外サービスだから問題ない」と考えるのは危険です。
特に、ポリマーケットは選挙、スポーツ、経済指標、企業イベントなど、現実世界の出来事に対して資金を投じる仕組みです。
日本法上の位置づけはまだ明確に整理されているとは言い切れず、少なくとも現時点では、日本の個人投資家が取引目的で利用する環境が整っているとは言えません。
取引には価格操作や結果判定をめぐるリスクも
また、法的リスクだけでなく、取引そのものにも注意が必要です。
ポリマーケットには、「大口投資家による価格操作」と「市場の結果判定に使われるシステムの問題」という2つの構造的なリスクがあります。
価格操作のリスクは、取引量の少ない市場で特に顕著です。
参加者が少ないと、大量の資金を持つ「クジラ」と呼ばれる大口参加者が意図的にシェアを大量購入し、確率(価格)を実態とかけ離れた水準に誘導できてしまいます。
2024年の米大統領選市場でも、ある候補に対する大規模な買いによって一時的に価格が偏った事例が報告されています。
さらに、2025年3月には、ウクライナの鉱物協定に関する市場で、結果の判定方法をめぐって大きな論争が起きました。
その結果、多くの参加者が想定外の損失を被ったと報じられています。
つまり、ポリマーケットでは「予想が当たるかどうか」だけでなく、「結果がどう判定されるか」というリスクもあるのです。
現実的な使い方は「取引」ではなく「情報ツール」
したがって、現時点での現実的な使い方は、ポリマーケットで取引して利益を狙うのではなく、世界の市場参加者が特定のイベントをどの程度の確率で見ているのかを確認する情報ツールとして活用することです。
今後、日本で予測市場に関する制度整備が進み、ポリマーケットが正式に認可を得れば、国内でも新しい投資プラットフォームとして利用される可能性があります。
ただし、それはあくまで将来の話です。
現時点では、取引ではなく、確率データを読むための参考情報として距離を取って見る姿勢が適切です。
まとめ|ポリマーケットは投資家の新しい情報源
ポリマーケットは、選挙、金融政策、スポーツ、経済指標など、現実世界の出来事の結果を取引できる世界最大級の予測市場プラットフォームです。
YES株とNO株の価格を通じて、市場参加者が特定のイベントをどの程度の確率で見ているのかをリアルタイムで確認できる点が特徴です。
近年は、2024年の米大統領選で高い予測精度を示したことや、NYSE親会社ICEからの大型出資、MLBとの提携などを通じて、単なる暗号資産系サービスから「制度化された情報インフラ」へと変化しつつあります。
一方で、日本からの利用については注意が必要です。
ポリマーケットは日本での認可取得を目指していると報じられていますが、現時点で正式に認可されたわけではなく、国内から資金を投じて取引する行為には法的リスクがあります。
そのため、現時点での現実的な使い方は、ポリマーケットで取引して利益を狙うのではなく、世界の市場参加者が特定のイベントをどう見ているのかを確認する情報ツールとして活用することです。
投資判断に使う場合も、ポリマーケットの価格を「正解」と考えるのではなく、ニュース、経済指標、需給、企業業績などと組み合わせた補助材料として見る姿勢が重要です。
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執筆者情報
日本投資機構株式会社 アナリスト
大学時代に投資家である祖母の影響で日本株のトレーディングを始める。大学時代、アベノミクスの恩恵も受けて資金を増やすことに成功する。卒業後、証券会社、投資顧問会社を経て2019年2月より日本投資機構株式会社の分析者に就任。モメンタム分析を最も得意としており、IPO(新規上場株)やセクター分析にも長けたアナリスト。

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