日経・東証IRフェア2026に行ってきた|数字だけでは分からない「企業のリアルな熱量」と出会う面白さ

日本投資機構 編集部

日本投資機構株式会社

日経・東証IRフェア2026に行ってきた|数字だけでは分からない「企業のリアルな熱量」と出会う面白さ

2026年8月28日(金)、東京ビッグサイト南3・4ホールで開催された「日経・東証IRフェア2026」に足を運びました。

今回は過去最多となる200社超が出展し、上場企業と個人投資家が直接対話できる、国内最大級のIRイベントです。

実際に会場を歩いてみて感じた企業のリアルな空気感や、これまで知らなかった日本企業の存在・技術に出会える面白さを、写真とともにレポートします。

目次

日経・東証IRフェアとは

日経・東証IRフェアは、日本経済新聞社と日本取引所グループ(JPX)が主催する、上場企業と個人投資家の対話の場を提供するイベントです。

上場企業のブース展示に加え、会社説明会や著名人・専門家による講演も行われます。

2026年は8月28日(金)・29日(土)の2日間、東京ビッグサイト南3・4ホールで開催され、出展社数は過去最多の200社超に上りました。

名称日経・東証IRフェア2026
会期2026年8月28日(金)・29日(土) 10:00〜17:00
会場東京ビッグサイト 南3・4ホール
主催日本経済新聞社、日本取引所グループ
入場料無料(登録必要)

会場に足を踏み入れた瞬間から伝わる熱気

会場に入った瞬間、まず驚いたのはその「熱量」です。

どの企業も「自分たちを知ってほしい」という熱気にあふれており、各ブースでもらったパンフレットで、あっという間に両手がいっぱいになりました。

また来場者の年齢層も、想像していたよりずっと幅広かったです。

来場前は年配の方が多いイメージを持っていましたが、学生とみられる団体が熱心にブースを回る姿を見かけたほか、20代〜30代とみられる方の姿も多く、投資や企業活動に興味を持つ人が着実に増えていると感じました。

会場内はブースごとにミニ説明会が開かれており、中にはeWeLL(5038) のように、代表取締役社長の中野剛人氏自らマイクを手に、事業内容を熱心に説明する企業もありました。

トップ自らが言葉を尽くして語る姿からは、資料だけでは伝わらない事業への熱意をより感じられました。

知らなかった、日本を支える企業に出会える

会場を回っていて特に印象的だったのが、普段の生活では名前をあまり聞くことのない企業が、日本の産業や最先端技術を陰で支えているという発見でした。

テクセンドフォトマスク(429A)

テクセンドフォトマスク株式会社のブースでは、半導体用フォトマスクと光マスクの実物が展示されていました。

フォトマスクとは、スマートフォンやパソコンの心臓部であるチップを作るのに欠かせない部材なのだそうです。

普段目にすることのない半導体製造の裏側に触れられる、貴重な機会になりました。

トーカロ(3433)

トーカロ(3433)は、金属やセラミックスの部品表面に新たな機能を持たせる「溶射」技術を手がける東証プライム上場企業です。

ブースでは担当者が来場者一人ひとりに向けて熱心に説明する姿が印象的で、その熱量からも事業への自信が伝わってきました。

ブース内には、半導体・FPD(フラットパネルディスプレイ)分野の比率が42%に達していること、2025年度の経常利益率が25.2%と過去最高を更新したことなど、堅調な業績を示すデータも紹介されていました。

レイズネクスト(6379)

レイズネクスト(6379)は、石油・化学プラントメンテナンスの国内リーディングカンパニーです。

一般の方が同社の社名を直接目にする機会は少ないものの、日本のエネルギー供給やモノづくりの基盤となる大型プラントの安全・安定稼働を裏で支え続けています。

ENEOSグループの総合エンジニアリング企業として、まさに社会インフラや日本の産業を陰で支える存在だといえます。

宇宙ビジネスなど新たな成長産業にも触れられる

会場では、今後の成長が期待される新しい産業に触れられるブースも多数ありました。

スカパーJSAT(9412)

衛星放送でおなじみのスカパーJSAT(9412)は、ブースを「宇宙実業社」と銘打ち、「宇宙からの視点」を印象づける展示を行っていました。

静止軌道上にある通信衛星や気象衛星、測位衛星の役割や、衛星1機あたりの調達価格など、普段馴染みのない衛星ビジネスの中身を、パネルと実物大の模型で分かりやすく紹介していました。

セーフィー(4375)

クラウド録画型カメラ「Safie」を展開するセーフィー(4375)のブースは、パネルでの説明にとどまらず、実際にサービスを体感できる仕掛けになっていました。

会場内に設置したAIカメラの映像がその場でモニターに映し出されており、リアルタイムで解析される様子を目の当たりにできます。

人物検索や検知した人物のサムネイル表示など、実際の店舗や現場で使われている機能を、会場で体感できる仕組みでした。

その他にも、様々な展示やイベントが

今回は限られた時間の中で会場を回ったため、すべてのブースを見て回ることはできませんでしたが、それ以外にも印象的な展示やコーナーがいくつもありました。

会場内の株主優待紹介コーナーでは、壁一面にさまざまな企業の株主優待やサービスがパネルで並べられており、食品、飲食、レジャー、日用品と、実に幅広い分野の企業がそれぞれ趣向を凝らした優待を用意していることを実感できました。

また、ラジオNIKKEIのブースでは「ON AIR」のサインとともに実際に放送を行っている様子が見られ、会場全体がイベントとして盛り上がっている雰囲気を感じられました。

まとめ|「企業を知ること」の面白さに気づける機会

今回は13時から16時ごろまで会場にいましたが、その間、混雑具合はほとんど変わらず、常に多くの来場者でにぎわっていました。

今回IRフェアに足を運んで感じたのは、大きく2つ。

ひとつは、決算資料やニュースの数字だけでは分からない、企業のリアルな空気感や熱量に触れられたこと。

社長自らが熱心に語る姿や、担当者が力を込めて説明する様子、その場でサービスを体感できる仕掛けなど、会場に行かなければ分からない「企業の顔」がそこにはありました。

もうひとつは、これまで知らなかった日本企業の存在や技術に出会えたことです。

普段の生活では意識しない技術やサービスを手がけながら、日本の産業や暮らしを陰で支えている企業が、まだまだたくさんあるのだと実感しました。

投資を始めたばかりの方にとっても、決算資料やニュースだけでは伝わらない「企業の顔」に触れられる、またとない機会だと感じました。

次回開催の際は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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執筆者情報

nari

日本投資機構 編集部

日本投資機構株式会社

INVEST LEADERSを運営する顧問投資会社「日本投資機構株式会社」の代表取締役を含めたスタッフ及びサポートアナリストの記事を掲載しています。株式投資や金融に纏わる話題は勿論のこと、読者の暮らしや生活を豊かにするトピックスや情報を共有していきます。

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