【100円から】少額投資のおすすめ6選|初心者向けの始め方を比較解説

日本投資機構 編集部

日本投資機構株式会社

【100円から】少額投資のおすすめ6選|初心者向けの始め方を比較解説

「投資を始めてみたいけれど、まとまったお金がない」「損をするのが怖い」。そんな不安から、最初の一歩を踏み出せずにいる方は多いはずです。

ところが今は、100円や1,000円といった本当に少ない金額から始められる投資が増えました。

この記事では、初心者におすすめの少額投資を6つ比較しながら、具体的な始め方と、つまずかないためのコツを解説します。

目次

少額投資とはいくらから?初心者におすすめな理由と知っておきたい注意点

少額投資とはいくらから?初心者におすすめな理由と知っておきたい注意点

少額投資とは、その名の通り数千円から数万円程度の小さな金額でスタートできる投資のことです。まとまった資金がいらないため、資産形成の第一歩として選ぶ初心者が増えています。

少額でも実際にお金を動かせば、経済の仕組みが体感でわかり、資産を増やす経験も積めます。もっとも、手軽さの裏には注意点もあります。得られるリターンが小さいこと、そして元本割れの可能性がゼロではないこと。この2つは始める前に理解しておきましょう。

少額投資が初心者に向く5つのメリット

一番のメリットは、心理的な負担の軽さです。数万円程度なら、仮に値下がりしても生活への影響はごくわずかで済みます。

自分のお金で運用してみると、それまで素通りしていた経済ニュースが急に気になり始めます。知識が自然と深まっていく感覚は、少額投資ならではのものです。

早く始めるほど有利になる理由もあります。利息が利息を生む「複利」の効果を、長い時間をかけて味わえるからです。20年、30年という単位で見れば、この差はかなり大きくなります。

そして、小さな成功体験を積み重ねられること。いきなり大きな金額で勝負するより、少額で場数を踏んだほうが、本格的な資産運用への地力がつきます。まとめると、負担の軽さ・経済への関心・知識・複利・練習の5つが、初心者に少額投資をすすめる理由です。

少額投資を始める前に押さえたい2つの注意点

1つ目は、リターンがどうしても限定的になる点です。元手が小さい以上、短期間で大きく儲けるのは難しく、資産づくりには時間がかかります。ここは割り切りが必要です。

2つ目は、手数料負けのリスクです。投資信託には購入時の手数料や、保有中にかかる信託報酬があります。利益が小さいうちは、せっかくの利益が手数料に食われてしまうこともあります。だからこそ、手数料の低い商品と金融機関を選ぶことが、少額投資では効いてきます。

【金額別】初心者におすすめの少額投資6選を徹底比較

【金額別】初心者におすすめの少額投資6選を徹底比較

ここからは、初心者向けの少額投資を金額別に6つ紹介します。100円から始められる投資信託の積立やポイント投資、1万円ほどで参加できる不動産クラウドファンディングまで、性格はさまざまです。それぞれのメリットとデメリットを見比べて、自分の目的とリスク許容度に合うものを探してみてください。

なお、話題の仮想通貨(暗号資産)も少額から買えますが、値動きがあまりに激しいのが難点です。初心者はまず、ここで紹介する安定的な方法から始めるのが無難でしょう。

【100円から】新NISAを活用した投資信託の積立

投資信託は、運用のプロが大勢の投資家から集めたお金をまとめ、国内外の株式や債券など複数の資産に分散して運用してくれる商品です。この仕組みのおかげで、たった100円からでも分散投資が実現し、リスクを抑えられます。

追い風になるのが、2024年に始まった新NISA(少額投資非課税制度)です。「つみたて投資枠」なら年間120万円まで、投資で得た利益が非課税になります。さらに「成長投資枠」が年間240万円あり、両方を合わせた生涯の非課税保有限度額は1,800万円。少額から始める人にも、将来大きく育てたい人にも余裕のある枠です。

毎月一定額を自動で積み立てる設定にすれば、あとは手間なく資産形成が進みます。証券会社によってはクレジットカードでの積立(クレカ積立)に対応していて、積立額に応じてポイントも貯まります。

投資信託には、日経平均株価などの指数に連動するインデックスファンド、より積極的にリターンを狙うアクティブファンド、証券取引所に上場しているETF(上場投資信託)などがあり、初心者にはまず低コストのインデックスファンドが向いています。

【現金0円も可能】楽天ポイントやVポイントで始めるポイント投資

買い物で貯まったポイントを使って投資を体験できるのが、ポイント投資です。現金を出さずに始められるので、「投資はまだ怖い、でも試してみたい」という人にちょうどいい入り口になります。

楽天ポイントやVポイントなど、多くのポイントが投資信託や株式の購入に対応しています。基本は1ポイント=1円で、100ポイントほどから始められます。得た利益は現金化も可能。値動きの感覚をつかんだり、証券会社アプリの操作に慣れたりする練習台として、まず使ってみる価値があります。

【1株からOK】有名企業の株主になれる単元未満株(ミニ株)

国内株は通常100株を1単元として売買するため、有名企業の株を買おうとすると数十万円が必要になります。ここで役立つのが単元未満株(ミニ株)です。1株から数株単位で買えるので、数千円から数万円で誰もが知る大企業の株主になれます。配当金も、保有株数に応じてしっかり受け取れます。

個別株を持つと、社会や経済の動きが企業業績にどう跳ね返るかを肌で感じられます。この体験は投資信託だけでは得にくいものです。ちなみに米国株はもともと1株から買うのが一般的なので、少額で海外の成長企業に投資したいときにも向いています。

【1万円から】手軽に不動産オーナーを目指せる不動産クラウドファンディング

不動産クラウドファンディングは、インターネットで多くの投資家から資金を集め、そのお金でマンションや商業ビルなどを取得・運用する仕組みです。1万円ほどの少額で、実物不動産への投資に参加できます。投資家は賃料収入や売却益を、出資額に応じた分配金として受け取ります。

物件選びから管理までプロが担うため、専門知識がなくても始めやすいのが魅力です。想定利回りは年4〜8%程度のファンドが中心で、賃料収入がおもな安定重視(インカムゲイン型)のものだと3〜5%前後が目安になります。ただし、利回りが高いファンドほどリスクも高くなる傾向があるため、劣後出資の割合や運営会社の実績もあわせて確認してください。

【専門家におまかせ】全自動で資産運用ができるロボアドバイザー

ロボアドバイザーは、AIが投資家に代わって資産運用を自動で行うサービスです。年齢や年収、リスク許容度などいくつかの質問に答えるだけで、自分に合ったポートフォリオを提案してくれます。その後の買い付けからリバランス(資産配分の調整)まで、すべて自動です。

投資の知識がまったくない人や、銘柄を選ぶ時間がない忙しい人に向いています。多くのサービスが1万円程度から利用でき、手数料は運用資産の年1%前後が一般的です。手間はかからない反面、この手数料が長期のリターンをじわじわ削る点は頭に入れておきましょう。

【安定志向向け】国や企業にお金を貸す債券投資

債券は、国や地方公共団体、企業などが資金を集めるために発行する「借用証書」のようなものです。投資家は債券を買うことで発行体にお金を貸し、満期まで定期的に利子を受け取り、満期日には額面が戻ってきます。

なかでも日本国が発行する個人向け国債は、元本割れのリスクが極めて低く、実勢金利がどれだけ下がっても年0.05%の最低金利が保証されます。1万円から購入でき、とにかく安全第一で運用したい人にうってつけです。

【シミュレーション】月1万円の積立が20年後いくらになるか

【シミュレーション】月1万円の積立が20年後いくらになるか

少額でも「長く続ければどうなるか」を数字で見ておくと、モチベーションが変わります。毎月一定額を積み立てて複利で運用した場合の試算が下の表です。

積立額・条件元本20年後の評価額(概算)うち運用益
月1万円・年利3%240万円約328万円約88万円
月1万円・年利5%240万円約411万円約171万円
月3万円・年利5%720万円約1,233万円約513万円

※税金・手数料を考慮しない概算です。運用成果を保証するものではありません。

月1万円でも、年利5%で20年運用すれば元本240万円が約411万円まで育つ計算になります。増えた171万円の大半は複利の力です。金額の大小より、始める時期の早さがものを言う——このことが数字からもわかります。

初心者でも迷わない!少額投資の始め方

初心者でも迷わない!少額投資の始め方

やることは、大きく分けて3つだけです。順番に片づければ、迷わずスタートできます。

まず投資の目的と目標金額を決める

最初に決めるのは、「何のために、いつまでに、いくら増やしたいのか」です。ここが定まると、取るべきリスクの大きさも、選ぶべき商品も自然と絞られてきます。

たとえば「10年後に子どもの大学資金として300万円」という目的なら、逆算して毎月の積立額を計算できます。「20〜30年先の老後資金」が目的なら、多少リスクを取ってリターンを狙う配分も選択肢に入ります。目的次第で、正解は変わります。

次に手数料の安いネット証券で口座を開設する

投資には証券口座が必要です。店舗型の証券会社もありますが、初心者には手数料が安く、スマホで完結するネット証券をおすすめします。とくにSBI証券や楽天証券は、取扱商品が豊富で手数料も業界最低水準のため、多くの個人投資家に選ばれています。

口座開設は各社のサイトからオンラインで完結し、本人確認書類と銀行口座があれば申し込み自体は10分ほどで終わります。

最後にNISA口座を同時に申し込む

証券口座を開くときは、NISA口座も一緒に申し込んでおきましょう。通常、株式や投資信託の利益には20.315%の税金がかかりますが、NISA口座内の利益は非課税です。

仮に10万円の利益が出たとします。通常なら約2万円が税金で引かれるところ、NISA口座なら10万円がまるごと手元に残ります。この差は資産形成のスピードに直結します。少額であってもNISAを使わない理由はありません。

少額投資で失敗しないために意識したい3つのコツ

少額投資で失敗しないために意識したい3つのコツ

少額投資はリスクが低めとはいえ、元本が保証されているわけではありません。資産を守りながら着実に増やすために、3つだけ押さえておきましょう。

余剰資金の範囲でだけ投資する

投資は、当面使う予定のない余剰資金で行うのが大原則です。生活費や近く使う予定のお金まで回すと、値下がりしたときに損失覚悟で売らざるを得ない状況に追い込まれかねません。

焦りは判断を鈍らせ、さらなる失敗を呼びます。まずは毎月1万円など、なくなっても生活に響かない金額から。心に余裕を持って臨むのが、遠回りのようで一番の近道です。

「長期・積立・分散」を徹底する

リスクを抑えて安定したリターンを狙う原則が「長期・積立・分散」です。

長期とは、短期の値動きに一喜一憂せず、10年20年かけて資産の成長を待つこと。積立とは、毎月一定額を買い続けることで、価格が高いときは少なく、安いときは多く買い、平均購入単価をならす方法です(これをドルコスト平均法と呼びます)。分散とは、投資先の国や資産(株式・債券など)を複数に分けて、どれかが下がったときの打撃を和らげる考え方です。この3つを組み合わせるほど、成功の確率は上がります。

ほったらかしを基本に、値動きに一喜一憂しない

投資を始めたら、日々の値動きを気にしすぎないことです。長期の積立を前提にするなら、こまめに売買を繰り返しても手数料がかさむだけで、リターンはむしろ悪化しがちです。

むしろ相場が下がっている局面は、同じ金額でより多くの口数を買える「仕込みどき」。そう捉えられる余裕を持ちたいところです。感情で動かず、最初に決めたルール通りに淡々と続ける。この「ほったらかし運用」こそ、初心者が最も再現しやすい勝ち筋です。

少額投資のおすすめに関するよくある質問

少額投資のおすすめに関するよくある質問

始める前に多くの人がぶつかる疑問を、最後にまとめておきます。

新NISAとiDeCoはどちらを優先すべき?

資金の自由度を重視するなら、新NISAが先です。新NISAはいつでも引き出せますが、iDeCo(個人型確定拠出年金)は老後資金づくりが目的のため、原則60歳まで引き出せません。

一方で、iDeCoは掛金が全額所得控除の対象になり、節税効果はNISAより高めです。まずはNISAから始め、資金に余裕が出てきたらiDeCoも検討する。この順番がおすすめです。

1万円以内で始められるおすすめは?

1万円以内なら、100円から積み立てられる投資信託が最も手軽です。世界中の株式や債券に分散する商品を選べば、リスクを抑えながらコツコツ積み上げられます。

有名企業の株を1株から買える単元未満株(ミニ株)も、数千円から始められるものが多く、投資の手応えを味わいやすい選択肢です。

どの証券会社を選べばいい?

SBI証券や楽天証券といったネット証券が第一候補です。投資信託の購入時手数料が無料の商品が多く、単元未満株の売買手数料も安いため、少額投資で問題になりがちな手数料負けを抑えられます。初心者でも直感的に使えるスマホアプリがそろっている点も心強いところです。

まとめ:自分に合った少額投資を見つけて、今日から資産形成を始めよう

少額投資は、まとまった資金がない初心者でも、リスクを抑えながら資産形成を始められる現実的な方法です。投資信託の積立、ポイント投資、ミニ株——選択肢は幅広く、自分の目的とライフスタイルに合うものが必ず見つかります。

大切なのは、完璧な準備より最初の一歩です。まずは証券口座の開設から動いてみてください。今日始めるかどうかが、20年後の差になります。

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執筆者情報

nari

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INVEST LEADERSを運営する顧問投資会社「日本投資機構株式会社」の代表取締役を含めたスタッフ及びサポートアナリストの記事を掲載しています。株式投資や金融に纏わる話題は勿論のこと、読者の暮らしや生活を豊かにするトピックスや情報を共有していきます。

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