「70件」
何の数字だと思いますか?
日本投資機構株式会社でトップの成績を誇る吉田アナリストが、2026年6月に企業取材した件数です。
企業への取材をする際は、1つ1つの企業に対して綿密な下調べが必要です。
「初めて取材する会社は、下調べに1社あたり5時間近くかかっていました。
今はAIを使って時間が短縮できるようになりましたけどね」
圧倒的な投資成果の裏には、こうした地道な努力がありました。
そんな吉田アナリストは2026年6月の相場で何を考えてどんな銘柄を買いと判断したのか。
今回は、2026年6月相場の振り返りから推奨銘柄の裏側、そして7月の展望まで、たっぷりと語っていただきました。
6月相場の振り返り|スペースX上場や米マイクロン決算

インタビューの冒頭、「6月の相場は難しかったですか、簡単でしたか」と尋ねると、吉田アナリストの答えは拍子抜けするほどあっさりしていました。
「あんまり考えていないんですよ。僕はマクロ的な考え方はしないので」
ここで言う「マクロ的な考え方」とは、景気や金利といった経済全体の動きから相場を読み解くアプローチを指します。
「トップダウンアプローチ」と呼ばれ、よく「木を見る前にまず森全体を見渡すような考え方」とも説明されます。
しかし、吉田アナリストのスタイルは、その真逆。
1つ1つの木(銘柄)を丁寧に見る「ボトムアップアプローチ」を採用しています。
個別企業のアルファを狙い「ボトムアップアプローチ」で推奨
「僕は個別企業を見て、個別企業のアルファを取っているんです。
日経平均やTOPIXは市場全体のリターン、つまりベータ。
そのベータを上回る部分がアルファで、僕はそこを狙っている」
個別銘柄のリターンは、市場全体の動き(ベータ)と、銘柄固有の要因によって生まれる超過部分(アルファ)に分解できます。
吉田アナリストが狙っているのは後者、つまり銘柄選定によってベンチマークを上回る部分です。
市場がどう動こうと、それ以上に強く動く可能性が高い銘柄を探し出し、推奨しているわけです。
こうした個別企業のアルファを取る戦略は、一般投資家が簡単に真似できるものではありません。
上場企業に取材を申し込み、関係を築きながら企業取材を重ねる。
そこで得られる生きた情報をもとに分析し、しかるべきタイミングでお客様に銘柄の推奨する──これが吉田アナリストのスタイルです。
相場が良くても悪くても、追うべきものは変わらない。
だからこそ、こう言い切ります。
「今月の相場はどうでしたか、と聞かれても、『今までと変わりません』というのが正直な答えなんです。」
一貫したこの姿勢こそ、圧倒的なパフォーマンスの土台になっています。
スペースXの上場で市場から資金が吸い上げられた

とはいえ、マクロ環境を一切見ないわけではありません。
市場全体からお金が吸い上げられるようなイベント──たとえば米のスペースXの上場のように、大型の資金需要が生まれる局面では、「売られるところは売られるな」と当たりをつけると言います。
莫大な資金が動く株式市場をもってしても、資金が無限にあるわけではありません。
何かが大きく買われる局面の前には、「何かを売って資金を調達する」動きがつきものです。
その際、どのセクターから資金が抜けて、どのように資金が動いていく可能性があるのか、というストーリーを立てた上で動くことは大切です。
円安トレンドが日本株への追い風に
また、為替については、「トレンドとして見ている」とのこと。
6月は円安が一段と進み、40年ぶりの水準をつけました。
「日銀と政府が『介入で円安の加速を食い止めた点で効果があった』と振り返った、というニュースがありました。
でも、加速を食い止めただけでしょ、と。
それに意味があるんですかと思いましたね。」
背景にあるのは、より構造的な見立てです。
「国力というか、日本が人気がないんだと思うんですよね。」
ただし、円安は日本株にとって必ずしも逆風ではありません。
海外投資家から見れば日本株が割安に映り、実際に「これまで日本株の営業をしていなかった海外の大手機関投資家までが、需要があるからと参入し始めた」という動きもあるといいます。
円安も、割安な日本株への海外勢の関心も、ここ2〜3年続いてきた流れです。
6月の円安加速は、その構造が変わっていないことを改めて浮き彫りにしました。
国としての日本は買われませんが、日本株への注目は足元でも続いています。
米マイクロン決算後の上昇は「売り時」だった

吉田アナリストが、「6月、明確にイベントがあった」と挙げたのが、米メモリー大手・マイクロンテクノロジーの決算です。
「決算内容は、100点満点でした。
次の四半期のガイダンスも市場の誰の予想よりも良かった。
決算直後に時間外取引でマイクロンの株価が上がって、日本の半導体株もわーっと上がったんです」
2026年6月24日発表のマイクロンテクノロジーの決算は市場で注目度が高く、決算前に手仕舞い売りが強まりました。
日本株市場でも半導体メモリ株が連れ安をし、日経平均は直近6月22日につけた高値(当時の過去最高値)から2営業日で、約3,180円の下落に。
これまで上がっていた分、決算が少しでも悪ければ売られるのではないかと多くの投資家が警戒をしていました。
そして発表となった決算内容は、売上高が前年同期の約4.5倍、純利益は15倍の282億4300万ドル(約4兆6000億円)と四半期として過去最高を更新。
事前の市場予想(純利益235億ドル)を大きく上回ったうえ、6〜8月期の売上見通しも市場予想を上回る強気ガイダンスがポジティブサプライズになりました。
これを受けて、翌日の日経平均株価は3,191円の急騰を見せたのです。
ところが、ここからが本題。
過去、台湾のTSMCや米のNVIDIAが好決算を出した翌日、日本株はいったん買われても、その後に売られるという「クセ」がありました。
「それを知る一部のファンドマネージャーは、マイクロンテクノロジーの決算翌日(6月25日)の上昇で利益を確定し、そこからは下がることを予想して空売りを仕込んでいた」といいます。
すると、翌6月26日、日経平均は史上3位となる約3,005円安の急落。
ソフトバンクグループ、アドバンテスト、東京エレクトロン、キオクシアのわずか4銘柄で日経平均を約2,000円押し下げるなど、AI・半導体主導で進んできた上昇の揺り戻しが一気に噴き出しました。
結果、6月25日の 上昇局面で利確し、下落をショートで取った投資家は大きなパフォーマンスの差をつけたのです。
「そこまでできて100点満点なんですよ。僕はそのトレードができなかった。まだまだ小僧ですね。」
トップアナリストが自らを「小僧」と呼ぶ──その裏には、勝ちを取り切るプロの世界の凄みと、現状に満足しない厳しさがにじんでいます。
2026年6月に吉田アナリストが買い推奨した銘柄は?

吉田アナリストの推奨銘柄は、基本的に「自ら企業取材した会社」がベースです。
時にテーマ性で大型株を出すこともありますが、選定の強みはあくまで一次情報、つまり企業への直接取材にあります。
6月に大きく動いた銘柄を、本人の言葉とともに振り返ります。
【5572】Ridge-i|SBI提携ニュースが買い材料に

Ridge-iは、生成AIや画像解析、人工衛星データの解析などを使って、企業や官公庁の課題をAIで解決する会社です。
Ridge-iについて、吉田アナリストは「かなりの感触をつかんでいた」と断言します。
注目のきっかけは、大手金融のSBIグループとの提携でした。
3月にはSBIホールディングスやSBI証券向けのAI活用支援を合計4億1,500万円で受注。
金融という大きな分野で、AIを実際の業務に組み込む案件が形になり始めたのです。
「単なるAI開発会社」から「大企業のAI化を担う実装型企業」へ。市場の見る目が変わり始めた、その入り口での推奨でした。
「SBIとの提携で、SBIグループ内のAIを使ったDX案件を手伝う。
これが収益性が高いんです。ここで利益が上がっているなと。
情報が出れば株価が跳ねると思っていたら、実際に出ました、という感じですね」
もともとは決算を持ち越す予定で2026年6月1日に推奨。
6月2日に「SBIグループと米Anthropic(アンソロピック)が推進する生成AI『Claude』の全社導入(AIトランスフォーメーション)で、Ridge-iが中核パートナーに選定された」 というニュースが出ました。
これを受けて、株価は推奨価格から6月3日の高値まで約41%上昇。
十分な利幅が出たため、6月12日の決算発表を待たずに、売却を推奨しています。
Ridge-i社との企業取材は計6回行ってきたそうです。
しっかりとした関係値をもって情報収集のできている会社だったので、このニュースが出なくても決算に対して自信を持って推奨をした、とのことでした。
SBIホールディングスとの提携という「収益の源泉」のニュースに早い段階から注目していたからこそ、狙い通りのタイミングで推奨し、大幅な利益を取ることができた一例です。
【6327】北川精機|大幅高となるも「利確タイミングが難しかった」

5月下旬に推奨し、2営業日で40%以上の利確と大きなインパクトを残した銘柄、北川精機についてもお聞きしました。
北川精機は、AIの普及で需要が急増している「プリント基板」を作るための装置メーカーです。
推奨の決め手になったのは、その業績の勢いでした。
26年6月期の第3四半期までで、本業のもうけを示す営業利益は前年より約1.5倍、経常利益は約1.8倍に急増。
売上の伸び以上に利益がぐんぐん伸びており、「稼ぐ力」が高まっていることがうかがえます。
さらに注目は、すでに受けた注文のうち、まだ納品していない残り(受注残高) が前年より55%も積み上がっていること。
つまり、当面の売上の見通しが立っている状態です。
しかもその約9割がAIサーバーやデータセンター向け。
単なる機械メーカーではなく、「AI時代を支える会社」として市場に見直され始めた。
まさにそのタイミングでの推奨でした。
機関投資家ネットワークからの「この銘柄、面白いんじゃない?」という声も推奨の後押しになったといいます。
ただ、上がればすべて楽か、というとそうではありません。
「モメンタム相場なので、すぐ上がったり下がったりする。
お客様の資産を守るという意味では、あまり長くは持てない。
だから利確のタイミングが本当に難しかったですね」
吉田アナリストは、北川精機について、40%以上上昇したところで、利益確定を推奨しています。
しかし、その後の北川精機の株価を見ると、高値から半値以上の下落を見せた後、推奨価格の約3.62倍となる9,480円までの上昇を見せています。
上昇率だけ見れば、利益確定が早すぎたと思う人もいるかもしれません。
しかし、モメンタム相場で顧客の資産を守るには、利を伸ばしきる前に降りる判断も避けられません。
エントリー(買い)よりもエグジット(利確)のほうが難しい。
エグジットの最適解は、いまも吉田アナリストが向き合い続けている課題です。
【2929】ファーマフーズ|決算が「予想通り好調」でも下落

ファーマフーズは、吉田アナリストの「予想通り」の決算が出たにもかかわらず、市場からは評価されませんでした。
同社は、育毛剤「ニューモ」で知られるヘルスケア・バイオ企業です。
推奨のポイントは、決算の中身にありました。
「上期は先行投資で赤字でも、単体では黒字に戻っている。
通期も上方修正されている。あとは、第3四半期で下期回復が数字に表れるか。
決算で数字の確認ができれば、見直し買いが入ると考えていました」
そして迎えた6月10日の決算。第3四半期(単体)は営業利益9.3億円と大きく黒字に転換し、吉田アナリストが読んでいた「下期の利益回復」は、数字の上でも確かに表れていました。
「第3四半期は大きく黒字転換して、前年同期比でもすごく改善していた。
でも、通期の計画をやり切るには第4四半期でさらに大きな利益が必要で、『本当にそこまでやれるのか』と、市場はまだ懐疑的だったんですよね」
数字が良くても、市場に「信じてもらえるか」は別問題。
加えて、既存株主の売り圧力など需給要因も重なります。
【2929】ファーマフーズは6月10日の決算を持ち越す予定で6月1日に推奨。
6月10日の決算の内容は吉田アナリストの想定通りでしたが、市場は下で反応したため、6月15日に損切で売却推奨となりました。
企業取材により、決算の業績予想をかなりの高確率で当てることはできる。
しかし、その決算に対して市場がどう判断するのかまで当てるのは非常に難しい。
「予想通り」の決算でも売られることがある。株式投資の難しさが表れた一例です。
【7013】IHI|値動きで入ったら、値動きで切る

IHIは、航空機エンジンや防衛、宇宙などを手がける総合重機の大手です。
防衛関連株は1月から急伸し、IHIも2月10日に年初来高値4,698円をつけました。
しかし、その後は下落基調に転じ、5月8日の好決算(営業利益予想45%増)でも一過性の売却益や信用買い残の重さが警戒されて売られ、5月11日には終値2,870円(高値比-38.9%)まで下落。
防衛関連株全体、とりわけIHIは、5月に入っても戻りの鈍い、方向感の定まらない値動きが続いていました。
そうしたなか、下落が一服し下げ渋り始めた5月26日に、好決算を再評価した株価の「底打ち反発」を狙い、吉田アナリストはIHI株を推奨しました。
このタイミングでは、テクニカル(値動き)を主要な根拠として、買い推奨を行ったのです。
しかし、値動きが想定に反して鈍かったため、5営業日後の6月1日に損切の判断をしました。
ここで吉田アナリストが強調したのが、個人投資家にとっても重要な原則の1つです。
「エントリーとエグジットは、イコールにしなきゃいけない。
ファンダメンタルズ(企業分析)で買ったならファンダメンタルズで売る。テクニカル(値動き)で入ったなら、テクニカルで売る。
ある有名ディーラーの本にも書いてある、公式みたいなものです」
値動きを狙って入った銘柄だからこそ、値動きが想定と違えば潔く切る。
買った理由と売る理由をそろえる。
個人投資家の方がやりがちな失敗として、値上がりの勢いに乗って買いに入ったはずが、下がりだしたときに、「この銘柄は業績が良いから」と持ち続けるケースがあります。
これが塩漬けを生む理由になってしまうことも。
吉田アナリストの言う「公式」は、個人投資家がパフォーマンスを安定させる上でのヒントにもなるはずです。
変動が激しい相場が続くが「モメンタムを愛してください」

足元では、半導体を中心に、値動きの荒い銘柄が連日5〜10%も動く相場が続いています。
時価総額トップクラスの大型株でさえ、1日で10%超動く場面も。
こうした株を持つ個人投資家に向けて、吉田アナリストからのアドバイスはシンプルでした。
「モメンタムに上手く乗ってください。モメンタムを愛してください。」
その根拠が、AI需要の持続性です。
「AI需要が明日から急になくなることはない。2、3年は続くと思います。
ただ、4年後・5年後も続くかは分からない。」
ポイントは業績の伸びの角度だと言います。
仮に来年も伸びると言われていても、その伸びがこれまでより鈍れば、市場は先回りして利確を始める。
それが3年目に伸びていても関係なく、みんな買わなくなる局面が必ず来る、と。
「モメンタムで上がっている銘柄は、足が速い。すぐ売られますよ。」
上昇に乗ることと、いつ降りるかを常に意識すること。
愛しながらも、決して盲信しない。
この距離感が、モメンタム相場を生き抜く鍵になりそうです。
損切りについても、示唆に富む視点がありました。
機械的に「◯%下がったら売る」と決めるのではなく、その銘柄のボラティリティ(値動きの大きさ)を踏まえて判断するという考え方です。
毎日10%動くような銘柄と、大型で5%も動かない銘柄とでは、同じ下落幅でも意味がまったく違う。
資金効率とボラティリティ─は、日足チャートを1〜2年分見れば見えてくる、その銘柄の性格を踏まえた判断が重要だと語ります。
7月の日経平均株価はまだ上がる?

ここからは、7月相場の見立てを聞きました。
7月は営業日が多く、祝日は海の日のみ。
米国は独立記念日で休場に入り、機関投資家やファンドマネージャーは8月に向けて早めに夏休みモードへ。
いわゆる「夏枯れ相場」では市場参加者が減り、株価が動かしやすくなるため、中・小型株にチャンスが生まれることも。
中・小型株が注目される可能性、そして「個人投資家は夏休み関係なくトレードする」といった目線も交えつつ、全体としては次のように締めくくります。
「上で見る方がいいですね。楽観です。」
下がればみんな下がる。
上がっても半導体しか上がらない局面もある。
それでも、「みんな潤っているなら、そのうち物色は他の銘柄にも向かうでしょう」と。
ロングとショートの比重については、明確にロングバイアス。
「ショートは期待値がマイナスなんですよ。
最大でも99%しか取れない。でもロングは2倍、3倍、4倍で取れる。
だからショートはあくまでヘッジ。1日の下落幅(ドローダウン)を抑えるための保険です」
注目セクターを問うと、「半導体は変わらず注目しています」と即答。
そのうえで、いま最も面白いと感じている戦略を教えてくれました。
注目のキーワード「チョークポイント戦略」

チョークポイント戦略とは、AIインフラの巨大需要そのものを買うのではなく、その需要を物理的に止めてしまう「詰まりどころ」を探して投資する、という発想です。
「NVIDIAを買うんじゃなくて、NVIDIAのGPUクラスターを作るうえで絶対に必要なのに、供給企業が少ない部材・装置・材料・工程を探す。
ここが不足したらAI投資が止まる、というポイントですね。」
「チョークポイント(choke point)」とは、もともと軍事や物流、地政学で使われる言葉。
原油輸送におけるホルムズ海峡のように、「そこが詰まれば全体が止まる」急所を指します。
吉田アナリスト流に、こんな比喩も飛び出しました。
「みんながアンパンしか食べられなくなった世界を想像してください。
だったら、アンパンの中のあんを供給している企業を押さえるのが一番いい。
誰もが必要とするのに、供給できる企業は少ない、そういう会社を探すんです。」
供給制約という急所を、市場がまだ気づいていないうちに押さえる。
前述の北川精機も、まさにこの発想に当てはまる一社であり、チョークポイント戦略によって選ばれた銘柄とのこと。
この考え方は、アナリストに限らず、自分で銘柄を探す個人投資家にとっても強力なものさしになりそうです。
「銘柄選びの参考として、ぜひ記事に書いてください。」
そう語る吉田アナリストの表情からは、この考え方を一人でも多くの投資家に届けたい、という前向きな熱意が伝わってきました。
7月相場でも、モメンタムを愛しながら降り際を見極める

締めくくりに、今月の投資戦略と意気込みを聞きました。
「投資戦略は変わらず。7月は、GAFAMの決算もあれば、日本の第1四半期決算ラッシュもある。
その辺りを交えながら、ですね。」
GAFAMの決算は、たとえば「設備投資が想定以上に膨らみ、キャッシュが細った」といった材料が、AI関連株の短期的な軟化要因になりうると注視。
一方で、そうした投資は長期的には成長の布石にもなる、と冷静に見ています。
そして、最大の注目点はやはりAI需要の持続性。
「AI需要が、まだまだ続いてほしい。続いたらいいな、というのが7月の注目点ですね。」
では、いつ逃げればいいのか。
「『下がれば買い』が何十回、何百回と機能してきた相場です。
だから、それが機能しなくなるまで。
買っても下がり続ける、となったときに初めて、みんな相場の終わりに気づくんです。」
裏を返せば、その兆しが出るまでは、買い。
「ちゃんと下がったところが買われる限り、乗って稼ぐしかないですよね。 」
マクロに振り回されず、個別企業の一次情報を積み上げ、モメンタムを愛しながらも降り際を見極める。
そして、需要の急所を先回りして押さえる。
吉田アナリストの言葉には、トップの成績を支える一貫した哲学が、余すところなく詰まっていました。
吉田アナリストの変わらぬスタイルが、今月はどんな銘柄を掘り当てるのか。
7月の動きにも大注目です。
※本記事は、2026年6月時点における吉田アナリスト個人の見解・分析を、インタビュー内容に基づいてまとめたものです。個別銘柄の値動きや実績は取材時点のものであり、将来の成果を保証するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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執筆者情報
AFP・NISA取引アドバイザー
日本投資機構株式会社のカスタマーサクセスとして、日々お客様の資産運用に寄り添う。服飾系大学卒業後、15年間アパレル業に従事。コロナ禍を機に資産形成の重要性を再認識して金融業界へ転身。さらに大学へ3年次編入し、ファイナンシャルプランナーコースを修了。培った金融知識をもとに、金融リテラシーの大切さと資産運用の重要性を発信している。

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