GO(581A)は、2026年6月16日に東証グロース市場へ上場しました。公開価格2,400円に対し、初値は2,910円。初値は公開価格を21.3%上回り、初日終値は2,640円でした。
この記事では公開価格・初値、売出条件、上場時に公表されていた事業と業績予想を記録しています。GOの最新の株価・決算・今後の見通しは、以下の徹底分析記事で解説しています。
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GOのIPO結果|公開価格2,400円・初値2,910円

GOは公開価格を上回って取引を始めましたが、初日終値は初値を下回りました。公募で取得した場合と初値で買った場合では損益が異なります。 上場日の結果と、価格決定までの手続きを分けて振り返ります。
上場日・公開価格・初値・初日終値
上場日は2026年6月16日、市場は東証グロース、証券コードは581Aです。初値2,910円は公開価格2,400円を510円上回りました。100株当たりの差額は5万1,000円で、売買手数料や税金を差し引く前の金額です。
初日終値2,640円は公開価格比10.0%高い一方、初値比では9.3%低い水準でした。公開価格を上回った初日でも、購入するタイミングによって結果は変わります。このページの価格は上場時の記録であり、その後の高値や直近株価、現在の買い時を示した数字ではありません。
| 項目 | IPOの結果 |
|---|---|
| 上場日・市場 | 2026年6月16日・東証グロース |
| 証券コード | 581A |
| 公開価格 | 2,400円 |
| 初値 | 2,910円・公開価格比+21.3% |
| 初日終値 | 2,640円・公開価格比+10.0% |
| 売買単位 | 100株 |
仮条件から購入申込までの上場日程
GOは5月14日に上場承認を受け、6月1日に仮条件を2,350〜2,400円としました。ブックビルディングを経て、6月8日に仮条件の上限となる2,400円で公開価格が決定しています。上限での決定と、上場後の値上がり保証は別の話です。
ブックビルディングは6月2〜5日、購入申込は6月9〜12日でした。どちらも受付は終了しています。上場前の需要申告と購入手続きは別段階で、抽選参加時の資金拘束や申込方法は証券会社でも異なります。以下はGOのIPOで公表された日程の記録です。
| 手続き | 日程 |
|---|---|
| 上場承認 | 2026年5月14日 |
| 仮条件決定 | 6月1日・2,350〜2,400円 |
| ブックビルディング | 6月2〜5日 |
| 公開価格決定 | 6月8日・2,400円 |
| 購入申込 | 6月9〜12日 |
| 上場 | 6月16日 |
売出条件と株主構成|上場時の需給を確認

GOのIPO本体は、既存株主による売出が中心でした。売出代金と会社が調達する資金を混同しないよう、売出とオーバーアロットメントの仕組みを整理します。大株主の売却制限も上場時の条件で確認します。
売出株数・主幹事・オーバーアロットメントの仕組み
最終的な売出株数は3,693万6,900株、OAによる追加売出は354万6,000株でした。公開価格2,400円を掛けた総額は約971.6億円です。この金額が全額GOの手元資金になったわけではありません。
IPO本体の公募増資はなく、売出の代金は株式を売却した株主へ渡ります。OAは証券会社が株主から借りた株を追加で売り、後から市場での買付けや第三者割当増資などで返却する仕組みです。共同主幹事は野村證券、ゴールドマン・サックス証券、BofA証券、大和証券でした。
| 区分 | 最終条件 |
|---|---|
| 売出 | 36,936,900株 |
| うち国内 | 8,598,800株 |
| うち海外 | 28,338,100株 |
| OAによる追加売出 | 3,546,000株 |
| 売出総額 | 約971.6億円・OAを含み2,400円で計算 |
上場時の大株主とロックアップ条件
上場時の株主には日本交通、DeNA、ゴールドマン・サックス系の投資主体などが含まれていました。IPOでは既存株主による売出を伴うため、上場前の保有比率をそのまま上場後の持株比率と扱うのは適切ではありません。
主な対象株主のロックアップ期限は2026年12月12日、日本交通は2027年6月10日でした。期間と対象が異なり、主幹事の事前同意などの例外もあります。期限到来によって対象株がすべて直ちに売られると決まったわけではなく、売却制限の契約と実際の売買は分けて確認する必要があります。
IPO時点の事業と業績|当時の開示を整理

GOはタクシー配車アプリに加え、決済や広告などの関連サービスを展開していました。上場時の予想と、その後に確定した決算は異なります。 ここではIPO時点で公表された事業と会社予想を確認します。
上場時のタクシー配車・決済などの事業概要
GOはアプリを通じてタクシーを呼べるサービスを運営し、配車に伴う手数料などを収益源としていました。車内決済、広告、端末、タクシーチケットなどにも事業を広げています。アプリの知名度だけでなく、実際の利用と関連サービスが売上を支える会社です。
タクシーそのものの運行は事業者が担い、GOは利用者と車両をつなぐ仕組みを提供します。したがって、利用者が支払う運賃の全額がGOの売上になるわけではありません。IPO時点でも自動運転に関する取り組みはありましたが、上場後の新たな提携内容や業績分析は徹底分析記事で扱います。
上場時に公表されていた実績・会社予想
25年5月期の実績は売上高314.34億円、営業利益27.28億円、純利益20億円でした。上場時の26年5月期予想は売上408億円、営業利益70億円、純利益64億円です。これらは上場時の会社予想で、7月に発表された確定実績ではありません。
公開価格2,400円を当時の予想EPS82.39円で割った予想PERは約29.1倍となります。これは上場時に示された利益と株数の前提による計算です。後日の増資や利益予想の変更を反映した現在の評価ではないため、直近株価の割安・割高を判断する倍率として流用しないでください。
| 項目 | 25年5月期実績 | 26年5月期予想 |
|---|---|---|
| 売上高 | 314.34億円 | 408億円 |
| 営業利益 | 27.28億円 | 70億円 |
| 純利益 | 20億円 | 64億円 |
| 1株利益 | 25.75円 | 82.39円 |
| 配当 | 0円 | 0円 |
まとめ
GOのIPOは、公開価格2,400円に対し初値2,910円、初日終値2,640円でした。募集は既存株主による売出が中心で、OAを含む総額は約971.6億円です。
公開価格での予想PER約29.1倍は、上場時の会社予想を使った評価です。 上場後の増資や確定決算を含む現在の株価評価とは区別する必要があります。
最新の投資判断には、導入から案内している銘柄徹底分析記事をご覧ください。配車事業の利益成長と、自動運転の商用化へ向けた進捗を分けて解説しています。
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執筆者情報
日本投資機構株式会社 アナリスト
大学時代に投資家である祖母の影響で日本株のトレーディングを始める。大学時代、アベノミクスの恩恵も受けて資金を増やすことに成功する。卒業後、証券会社、投資顧問会社を経て2019年2月より日本投資機構株式会社の分析者に就任。モメンタム分析を最も得意としており、IPO(新規上場株)やセクター分析にも長けたアナリスト。

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